ペットがいる家の防災|衛生・におい・逃げ出しを減らす在宅避難の備え

ペットがいる家は、断水や停電で衛生とにおいが崩れると一気にきつくなる。大事なのは、排泄まわりの運用、いつものごはんと水、逃げ出し防止、避難の合図を決めておくこと。家に留まる前提で、困りごとを減らす備え方を整理します。

ペットがいる家:衛生と避難の備え

ペットがいる家の在宅避難は、備えがあるほど安心しやすい一方で、

災害時に困りごとが一気に増えやすいのも現実です。

水が使えない、ゴミが出せない、片付けられない。

その中で、排泄とにおい、逃げ出し、いつものごはんが重なると、急にきつくなります。

だからペットの備えは、まず運用を決めるのが一番ラクです。

先に言うと:ペットがいる家で困りやすいのはこの4つ

  • 排泄:片付け・処理が止まると生活が苦しくなる
  • におい:ゴミが出せないと一気に増える
  • 逃げ出し:揺れた瞬間に飛び出すことがある
  • いつものごはん:急な変更で体調を崩すことがある

排泄:まず「片付けのやり方」を決めておく

断水や停電の時に困るのは、ペットの排泄です。

普段通りの掃除ができないと、衛生が落ちてストレスが増えます。

だから、まずは「こうやって片付ける」を決めておくと回りやすいです。

排泄まわりで決めたいこと

  • 片付けに使う物の定位置(出しやすい場所)
  • 汚れは「洗う」より「拭く」中心に切り替える
  • ゴミを一時的に置く場所を決める

におい:ゴミが出せない前提で「一時置き」を作る

災害時はゴミ収集が遅れることがあります。

そのとき、におい問題が一気にきつくなります。

なので「外に出せない日が続く」前提で、家の中に一時置きを作ります。

  • 生活スペースから離す(寝る場所の近くに置かない)
  • 子どもが触れない場所にする
  • 倒れない置き方にする(揺れても散らからない)

においは「我慢」より、置き方で減らせます。

逃げ出し:揺れた瞬間に「飛び出す」ことがある

地震や物音で、ペットは驚いて動きます。

玄関や窓が開いていると、外へ出ることがあります。

だから、揺れの後は出入口の確認を優先します。

揺れの後に見る順番

  1. ペットの位置(どこにいるか)
  2. 玄関・窓の開閉(開いていないか)
  3. 落下物(割れ物・危ない物)

外へ出てしまうと、探す負担が一気に増えるので、ここは最優先で守ります。

いつものごはん:急に変えると体調が崩れることがある

災害時は、手に入る物が限られます。

でも急にごはんが変わると、体調を崩すペットもいます。

だから、できる範囲で「いつもの」寄りにしておくと安心です。

ごはんの考え方

  • 急な切り替えを避ける(慣れた物を中心に)
  • 水の確保もセットで考える
  • 食器を洗えないときは「拭く」前提を持つ

避難の前提:家に留まるとしても「移動できる形」を作る

在宅避難が基本でも、状況によっては移動が必要になります。

そのときに困るのが、「急に移動できない」ことです。

だからペットは、最低限でも持ち出せる形を作っておくと安心です。

  • すぐ掴める場所に置く
  • 必要な物をまとめすぎない(重くしない)
  • 夜でも分かる定位置にする

よくあるつまずき:物を揃えても回し方が決まっていない

  • 排泄の片付けで水が使えず困る
  • ゴミが出せず、においがきつくなる
  • 揺れた勢いで玄関が開き、逃げ出す

今日やること(これだけでOK)

  1. 排泄の片付け道具の定位置を決める(すぐ出せる場所)
  2. ゴミの一時置き場所を決める(生活スペースから離す)
  3. 揺れた後の確認を固定:ペット→出入口→割れ物