最初の24時間の優先順位|在宅避難で「まず何から」を迷わない順番

在宅避難の最初の24時間は、やることを増やすほど疲れる。安全確保→情報→水とトイレ→電源→食事→体温管理の順で整えると、生活が回りやすい。0〜1時間、1〜6時間、6〜24時間の行動リストと、最小の備えをまとめる。

最初の24時間の優先順位(在宅避難)

在宅避難の最初の24時間は、何をするかよりも何から手を付けるかで効率が変わります。

焦ると「とにかく全部やろう」となりがちですが、現実には体力も時間も限られます。

このページでは、在宅避難の入口として、最初の24時間の優先順位を“迷わない順番”に整理します。

最初に覚える結論(優先順位)

  1. 安全:家の中でケガをしない状態にする
  2. 情報:状況を把握し、無駄な外出を減らす
  3. 水とトイレ:生活が回る最低ラインを作る
  4. 電源:スマホを守る(連絡と情報の生命線)
  5. 食事:無理なく食べられる形に寄せる
  6. 体温:暑さ寒さで体調を落とさない

0〜1時間:まず「家の中の安全を確保する」

最初の1時間は、行動を増やすより危ない要素を減らす時間です。

0〜1時間でやること(最小)

  • 足元の安全:割れ物・ガラス・散乱物がある場所を避ける
  • 火の確認:火気を使っていたら止める(無理はしない)
  • 明かり:暗いならライトを確保(スマホライトの使いすぎ注意)
  • 家族の位置:同居なら「まず集まる場所」を決める
  • 連絡の基本:いきなり電話連打はせず、短文で状況共有

この段階で「やらない」

  • 必要以上の買い出し(情報が揃う前は動かない)
  • 片付けのやり過ぎ(疲れるほど続かない)
  • スマホの使いすぎ(電池が先に減る)

1〜6時間:情報→水とトイレ→電源の順で整える

落ち着いたら「生活が回る最低ライン」を作ります。

ここで水・トイレ・電源の順番を決めると、迷いが減ります。

優先 やること 目安
情報 状況把握(停電・断水・交通・避難情報) 「今すぐ動く必要があるか」を確認
飲む水を先に確保し、次に生活用の配分を決める 1日分の見通しを作る
トイレ 水が使えない前提なら、代替手段を早めに用意 家族人数に合わせて「足りる回数」を意識
電源 充電の優先順位を決める(まずスマホ) 「いつ充電するか」を固定

ここで決めておくとラクなルール

  • スマホ:節電設定を入れ、連絡・情報の時間を決める
  • :飲む用と生活用を分け、生活用は使う場面を限定する
  • トイレ:使い方(袋・密閉・置き場所)をセットで決める

6〜24時間:食事と体温を「続けられる形」に寄せる

6時間を超えると、問題は「できるか」より疲れずに続けられるかに移ります。

この段階は、食事と体温(暑さ寒さ)を整えるのが優先です。

6〜24時間でやること(在宅避難を回す)

  • 食事:水や洗い物が増えない形に寄せる(簡単・少ない手間)
  • 冷え/暑さ:体温を落とさない・上げすぎない工夫を先に
  • 睡眠:夜に備えて、明かり・トイレ・手元の物を整える
  • 家族の役割:できる人が全部抱えないように分担

「明日も動ける」ための考え方

  • 完璧に戻そうとしない(最低ラインを守る)
  • 作業は短時間に区切る(疲れを残さない)
  • 情報は取りすぎない(不安が増えるだけの時間を減らす)

よくある迷い:在宅避難と避難所、どっち?

最初の24時間は、状況によって判断が変わります。

ただし、判断の軸はシンプルにしておくと迷いにくいです。

在宅を続けやすい条件(目安)

  • 建物の安全に大きな不安がない
  • ケガ人がいない、または対応できる
  • 水・トイレ・電源の最低ラインが作れる

移動を考えた方がよい条件(目安)

  • 建物に危険がある(崩れ・大きな破損が疑われる)
  • 体調面で在宅が厳しい(暑さ寒さ、持病、介護など)
  • 生活が回る最低ラインが作れない(特にトイレ・水)

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最初の24時間の優先順位が掴めたら、次は「3日分の最低限」を形にすると、備えが現実的になります。