水の置き場所|地震で倒れない・取り出しやすい備蓄の置き方

備蓄の水は量より置き場所で失敗しやすい。重さがあるため高い所は危険で、玄関や通路を塞ぐと生活が回りにくくなる。地震で倒れにくい置き方、分散の考え方、取り出しやすい定位置の作り方をわかりやすく整理します。

水の置き場所:崩れない収納(倒れない・取り出せる)

水の備蓄は「買って終わり」になりやすいです。

でも本当に差が出るのは、量より置き場所です。

水は重いので、地震で倒れたり、落ちたり、通路をふさいだりすると、

家の中が一気に動きにくくなります。

だから水は、まず「倒れない」「取り出せる」「邪魔にならない」を優先して置きます。

先に言うと:水の置き場所はこの3つで決まる

  • 低い場所:高い所に置かない(落ちると危ない)
  • 分けて置く:一か所に積まない(倒れると全部使いにくい)
  • 動線を守る:玄関・廊下・寝る場所までの道を塞がない

水は重い:高い所に置かない(落ちると危ない)

水は1本でも重さがあります。

高い棚や上段に置くと、揺れで落ちたときに危険です。

基本は床に近い場所、できれば低い棚の下段に寄せます。

避けたい置き方

  • 棚の上、家具の上
  • 高い位置の収納(取り出すときに危ない)
  • 扉がない棚の上段(揺れで飛び出しやすい)

一か所に積まない:分けて置くと安心

水を一か所にまとめると、管理は楽に見えます。

でも災害時は、

  • 倒れて散らばる
  • 上に物が落ちて取り出しにくい
  • その部屋に入りにくい

が起きやすいです。

なので、少しずつ分けて置く方が回ります。

分け方(目安)

  • キッチン付近:普段の生活とつながる場所
  • 寝る場所付近:夜や体調不良でも取りに行きやすい
  • 玄関付近は“置きすぎない”:出入りを邪魔しない範囲にする

「全部ここ」より「少しずつここ」が、いざという時に助かります。

動線を守る:玄関と通路は水で塞がない

水は箱で置きやすいので、玄関や廊下に寄せがちです。

でも災害時は、玄関は出入り・ゴミ・情報の拠点になります。

ここが塞がるとストレスが増えます。

動線チェック

  • 玄関から部屋まで、暗くても歩ける幅がある
  • 寝る場所→トイレまでの道がふさがっていない
  • 箱を跨がないと通れない場所がない

倒れにくくするコツ:箱ごと置くより「動かない形」にする

水は、箱のまま置くと便利ですが、揺れで滑って動くことがあります。

完璧に固定しなくても、

ずれにくい置き方に寄せるだけで安心感が上がります。

  • 家具の奥や側面に寄せて置く(通路側へ出さない)
  • 段差や角に当たる位置に置く(滑りにくい)
  • 上に物を載せない(落下で取り出しにくくなる)

目的は「倒さない」より「使える状態を保つ」です。

取り出しやすさ:1本だけすぐ取れる場所を作る

全部を取り出しやすくするのは難しくても、

最初の1本がすぐ取れるだけで、落ち着きます。

おすすめの考え方

  • 普段使いの棚に「すぐ使う分」を混ぜる
  • 奥にしまう分は、動線を邪魔しない低い場所へ
  • どこにあるかを家族で共有(探す時間を減らす)

暑さ・日当たり:水は「熱くなる場所」を避ける

水は直射日光が当たる場所や、熱がこもる場所は避けた方が安心です。

置き場所は、

涼しい・暗い・安定しているを優先します。

よくある失敗:水はあるのに、取り出せない

  • 高い所に置いて落下が怖くなる
  • 玄関や通路を塞いで動きにくくなる
  • 一か所に積んで倒れると全部が使いにくい

今日やること(これだけでOK)

  1. 水は低い場所へ移す(高い所に置かない)
  2. 一か所集中をやめて、2〜3か所に分ける
  3. 玄関・寝る場所→トイレの動線を塞いでいないか確認する