アレルギーの防災|食べられる物を切らさない在宅避難の備え方

アレルギーがあると、災害時に「食べられる物がない」「表示が見づらい」「混ざる」が不安になる。大事なのは備蓄を増やすことより、食べられる物を決めて、置き場所と共有ルールを作ること。家に留まる前提で、今日できる最小の準備を整理します。

アレルギー:食の備え方(食べられる物を迷わず出せる)

アレルギーがあると、災害時に一番不安なのは「食べられない」ことです。

普段は当たり前に避けているものでも、停電や断水で生活が乱れると、

表示を確認する余裕がなくなったり、家族が間違えたりします。

だからこのページは、備えを増やす話じゃなくて、

間違えない仕組みに絞ってまとめます。

先に言うと:アレルギーの食の備えは、この3つでかなり変わる

  1. 食べられる物を決める(迷いを減らす)
  2. 置き場所を分ける(混ざらない)
  3. 家族のルールを作る(勝手に出さない)

1) 食べられる物を「固定」する(迷いを減らす)

災害時は判断力が落ちます。

だから「これならOK」を先に決めた方が安全です。

理想は色々揃えることより、

確実に食べられる物を少数に絞ることです。

決め方のコツ

  • 普段から食べ慣れているもの
  • 表示が分かりやすいもの
  • 常温で置けるもの(できれば)

災害時は「新しい食べ物を試す」のは避けた方が安心です。

2) 置き場所を分ける(混ざらないのが最強)

家族がいると、食べ物は同じ棚に入りがちです。

でもアレルギーは「混ざる」が怖い。

だから、置き場所を分けるのが一番効きます。

置き場所の例

  • アレルギー対応の食べ物は「この箱」
  • 箱は「取りやすい場所」へ
  • 夜でも分かるように、近くにライトがあると安心

特別なラベルがなくても、

箱が違うだけで間違いが減ります。

3) 家族ルール:勝手に出さない、勝手に混ぜない

災害時は「これでいいよね」と判断が雑になります。

なのでルールは短く、守りやすくします。

家族で決めるルール(例)

  • アレルギー対応の箱は、本人(または担当)が出す
  • 迷ったら食べない(確認してから)
  • 食器やスプーンを共有しない(必要なら分ける)

厳しくするより、間違いを減らす方が目的です。

表示が見づらい問題:暗い時ほど危ない

停電で暗いと、表示確認が難しくなります。

この時に「だいたい大丈夫」は危ないので、

暗い時は無理に確認せず、固定の安全食に寄せる方が安心です。

体調が悪い時:いつもより反応が出やすいことがある

疲れやストレスで、いつもより反応が出やすいことがあります。

災害時はまさにその状態になりやすいので、

「ギリギリOK」を攻めない方が安心です。

持ち出しの話:在宅でも最低限は作っておく

家に留まる前提でも、状況で移動が必要になることがあります。

そのとき困るのが「避難先で食べられない」です。

なので持ち出しは多くなくていいので、最低限だけ決めます。

持ち出すならこの考え方

  • 食べ慣れている安全食
  • アレルギーが分かるメモ(紙)
  • 必要なら、使い慣れた食器(小さく)

アレルギーが複数ある場合:優先を決める

避けるものが多いほど、選べる食べ物が減ります。

だからこそ、「これならOK」を少数に固定するのが効きます。

今日やること(これだけでOK)

  1. 「これならOK」の食べ物を3つ決める
  2. アレルギー対応の食べ物は「この箱」にまとめる
  3. 家族ルールを1つ決める(勝手に出さない)