給水袋とポリタンクの選び方|在宅避難で後悔しない条件

断水時は「水がある」だけでは足りず、運べないと詰まる。給水袋とポリタンクは、運びやすさ・注ぎやすさ・置ける形で選ぶのがコツ。失敗しない条件と使い分けをまとめます。

給水袋・ポリタンク:選び方

断水が起きたとき、意外と見落とされがちなのがここです。

「水を運べない」

備蓄があっても、給水所で水をもらう段階になったら、運ぶ道具がないと詰まります。

だから給水袋やポリタンクは、スペックより使う場面で選ぶのが正解です。

この記事の結論(失敗しない条件)

  • 条件①:運べる(重さ・持ち手・距離を想像できる)
  • 条件②:注げる(口の形・こぼれにくさ)
  • 条件③:置ける(家の中で邪魔にならない)
  • 迷ったら「給水袋+小さめポリタンク」が扱いやすい

まずイメージ:水は重い(ここを甘く見ない)

水は、1Lで約1kgです。

つまり、10Lなら約10kg。

給水所までの距離や階段、混雑を考えると、重さの負担は想像以上です。

考え方

「大容量を一気に」より、「運べる量を確実に」

給水袋の特徴:軽くて畳める、でも扱いにコツがいる

給水袋(ウォータータンクバッグ)は、使わないときに畳めるので保管がラクです。

ただし、水を入れると形が不安定になりやすいので、持ち運びで揺れます。

給水袋が向く場面

  • 保管スペースが少ない
  • 必要なときだけ使いたい
  • 車や自転車で運ぶことが多い

給水袋のチェックポイント

  • 持ち手が握りやすい(薄い紐は手が痛い)
  • 口が大きい(給水しやすい・洗いやすい)
  • 注ぎ口が付いている(こぼれやすさが変わる)
  • 立てて置ける形(倒れるとストレス)

給水袋は「入れる」より「運ぶ」「注ぐ」で差が出ます。

ポリタンクの特徴:安定して扱いやすい、でも置き場が必要

ポリタンクは、形がしっかりしているので、運ぶときも注ぐときも安定します。

その代わり、普段の置き場を取ります。

ポリタンクが向く場面

  • 家の中で置き場が確保できる
  • 給水後に家で保存して使いたい
  • 注ぐ回数が多い(手洗い・拭き取りなど)

ポリタンクのチェックポイント

  • 容量が大きすぎない(持ち上げられるか)
  • コックが使いやすい(ひねりやすい・漏れにくい)
  • 口が広い(洗えるか)
  • 置いたまま使える形(持ち上げなくていい)

在宅避難では「置いたまま使える」は強いです。

迷ったら:給水袋+小さめポリタンクの組み合わせ

どちらか一つに決めるのが難しいなら、組み合わせがラクです。

使い分けのイメージ

  • 給水袋:給水所で受けて、運ぶ(畳んで保管)
  • ポリタンク:家で置いて、注いで使う(安定)

運ぶ道具と、家で使う道具を分けると、ストレスが減ります。

よくある失敗:大容量を買って運べない

ありがちなのが、安心感で大容量を買う → 運べない、というパターンです。

特に、階段や距離があると、途中で手が痛くなったり、こぼしてしまったりします。

だから「何Lが運べるか」は、家の条件(距離・階段・家族の体力)で決めるのが安全です。

次に見ると安心:浄水器の“現実ライン”

水の備えは、備蓄と運搬だけでなく、「飲める形にする」も関わります。

次の記事では、災害向けの浄水器をどう見ればいいか、現実的に整理します。

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