地震のあと、いちばん迷いやすいのが「避難するか」「家に留まるか」です。
不安が強いと、早く動きたくなります。
一方で、移動そのものが危険になる場面もあります。
ここでは、感覚ではなく危険サインで切り分けるための基準をまとめます。
決めた後にやることも、短い手順で整理します。
このページの結論(判断は2段階)
迷う前に、先にここだけ確認します。
次の項目が当てはまるなら、在宅避難よりも避難を優先したほうが安全です。
即避難を考える条件(目安)
ポイント:「家が無事そう」に見えても、上の条件があるなら、早めに外へ出たほうが結果的に安全です。
即避難の条件がない場合は、「家に留まれる条件」を確認します。
全部完璧でなくて大丈夫ですが、最低限が揃うほど安心です。
| 確認ポイント | 見たい状態 | 揃わない時の考え方 |
|---|---|---|
| 建物 | 大きな亀裂・落下の前兆がない | 不安が強いなら避難寄りで考える |
| 火災/ガス | 匂い・煙など危険サインがない | サインがあるなら避難を優先 |
| 待機場所 | 家具・窓から離れて安全に待てる | 安全な場所が作れないなら避難寄り |
| 水・食 | 最低1〜2日回せる見通し | 不足が大きいなら避難で補う |
| 寒暖 | 低体温/熱中症を避けられる | 弱い人がいるなら避難先も検討 |
ポイント:在宅避難は「家が安全」だけでは足りません。安全に待てる場所と最低限回る見通しが揃うと成立しやすいです。
情報が少ない時は、判断材料を増やすほど迷いが長引きます。
そこで、決め方を1本に寄せます。
判断を1本にする(例)
「一時退避」は、長期避難ではなく、余震が落ち着くまで安全を取りに行く考え方です。
避難で大事なのは、準備に時間を使いすぎないことです。
持ち物は「生きるための最低限」に寄せます。
避難の持ち物(最低限)
ポイント:持ち物を増やしすぎると移動が危険になります。まずは安全に出ることを優先します。
在宅避難は「家にいる」だけではなく、
次の揺れでもケガしない形を作っておくと安心です。
在宅避難の最小セット(やる順)
避難する/しないで迷いが増えるのは、家族の動きが揃わない時です。
ここは難しい話をせず、短い約束に寄せます。
最小の約束(例)
避難する/しないの判断がついたら、次は「生活を回す」フェーズに入ります。
次のページでは、1週間目に向けて何を優先して整えるかをまとめます。