妊娠中の防災|体調を最優先にする在宅避難の準備(無理しない)

妊娠中は災害時に無理が効きにくく、冷え・暑さ・衛生・トイレが直撃しやすい。大事なのは頑張ることより、体調が崩れない形を先に作ること。家に留まる前提で、動き方、置き場所、最低限の備えをわかりやすく整理します。

妊娠中:体調優先の備え(無理しない前提で整える)

妊娠中の災害は、「頑張る」では乗り切りにくいです。

体調って、気合でどうにもならない日があるからです。

だから妊娠中の備えは、物を増やすより、

無理しない形を先に作るのがいちばん助かります。

先に言うと:妊娠中はこの3つを先に守るとラク

  • 体温:冷え・暑さを我慢しない
  • トイレ:行きたい時に行ける形にする
  • 衛生:手・下着・体を清潔に保つ

体温:冷えと暑さは「我慢しない」

停電すると、暖房や冷房が止まることがあります。

妊娠中は、冷えたり暑かったりで体調が崩れやすいので、

我慢するより、先に「過ごし方」を決めておく方が安心です。

体温を守るためにやること

  • 過ごす部屋を決める(移動を減らす)
  • 足元を冷やさない(靴下やひざ掛け)
  • 寝る場所を整える(夜が一番つらくなりやすい)

「家全体を完璧に」じゃなくて、

自分が過ごす場所だけ整えば十分です。

トイレ:行きたい時に行けないのが一番きつい

妊娠中はトイレが近くなりやすいです。

断水で流せない状態になると、トイレがストレスになります。

だから、迷ったら早めに「流せない前提」に切り替える方がラクです。

トイレで決めておくこと

  • 流せない時は「このやり方」に切り替える
  • 使い始める分は、すぐ出せる場所に置く
  • 片付けに使う物も近くに寄せておく

衛生:全部やろうとしない(ここだけ)

断水すると、手洗いも洗濯も難しくなります。

でも妊娠中は、衛生が落ちると気持ちもつらくなります。

なので「全部」じゃなくて、「ここだけ守る」を先に決めます。

衛生で優先する順

  1. (食べる前・トイレの後)
  2. 下着(不快感を減らす)
  3. (汗や汚れを拭く)

完璧に戻すより、不快を減らす方が大事です。

重い物は持たない:水や備蓄の置き場所を変える

妊娠中は、重い物を持つのが負担になります。

だから水や備蓄は「取れる場所」に寄せます。

  • 高い棚には置かない
  • 床に近い場所に置く
  • 一か所に積まず、少しずつ分ける

「あとで取りに行く」は意外ときついので、先に寄せておく方が助かります。

連絡:体調が悪い時の頼り先を決める

体調が崩れた時に「誰に頼るか」が決まっていないと、不安が増えます。

だから、連絡先は多くなくていいので、

頼る先だけ決めておきます。

決めておくと安心なこと

  • 連絡する相手を1〜2人決める
  • 短文で送る(状況だけ)
  • 無理なら「助けて」を言っていい、と決める

外に出る必要が出たら:最低限だけ持てばいい

在宅避難が基本でも、移動が必要になることがあります。

妊娠中は荷物を増やすほどしんどいので、最低限でOKです。

持ち出すならこの考え方

  • 体温(寒さ暑さを避ける)
  • 衛生(手・下着)
  • 連絡と身分が分かるもの

よくあるつまずき:頑張って動いて、後からしんどくなる

  • 片付けや買い出しを無理してしまう
  • 冷えや暑さを我慢してしまう
  • トイレのストレスが積み重なる

今日やること(これだけでOK)

  1. 自分が過ごす場所を決める(ここだけ整える)
  2. トイレは「迷ったら早めに切り替える」で決める
  3. 頼る先を1人決める(短文で連絡できるように)