断水でトイレの水が流れないときは、まず「流す前提」をやめて状況を整理するのが近道。簡易トイレへの切替、便器を汚さない使い方、最低限の衛生と臭いの抑え方まで、最初の30分でやることを手順でまとめます。
必要回数の目安:家族人数別|簡易トイレは何回分あれば安心?
断水時のトイレ備蓄は「何日分」で考えると迷いやすい。回数(1人1日あたり)×人数×日数で考えると、必要な袋と凝固剤が見える。最低ライン〜余裕ラインの目安と、足りないときの回し方をまとめます。
断水トイレの備えで、一番迷うのが「何回分あればいいの?」です。
防災セットは“何日分”と書かれていることが多いですが、トイレは体調や季節で回数が変わるので、日数だけだと判断しづらいです。
そこで、このページでは考え方をシンプルにします。
回数(1人あたり)×人数×日数で見積もる。
これだけで「最低ライン」と「余裕ライン」が分かります。
このページの結論
個人差はありますが、在宅で過ごす前提なら、ざっくりこの範囲が現実的です。
| 目安 | 回数 | イメージ |
|---|---|---|
| 少なめ | 3〜4回/日 | 我慢が入りやすい(おすすめしにくい) |
| 標準 | 5回/日 | 無理なく回せる目安 |
| 多め | 6〜7回/日 | 冷え・体調・水分摂取で増えやすい |
ポイント:少なめで計算すると、足りない不安が大きくなります。迷うなら5回で見積もると安全です。
必要な簡易トイレ回数(=袋+凝固剤の数)は、次で計算できます。
必要回数=(1人1日回数)×(人数)×(日数)
例:家族3人で3日なら、
5回 × 3人 × 3日 = 45回が目安になります。
| 人数 | 3日分 | 7日分 |
|---|---|---|
| 1人 | 15回 | 35回 |
| 2人 | 30回 | 70回 |
| 3人 | 45回 | 105回 |
| 4人 | 60回 | 140回 |
| 5人 | 75回 | 175回 |
最低ライン:まずは3日分(回数で用意)。余裕を持たせるなら7日分まで見ておくと安心です。
備えが十分でないときに、やりがちなのが「回数を減らそう」とすることです。
でも無理に我慢すると、体調や睡眠に響きます。
足りないときは、回数よりも運用を整えたほうが現実的です。
足りないときの回し方(現実的)
簡易トイレは、商品によって中身が違います。
「回数分」と書いてあっても、袋や凝固剤の構成が違うことがあります。
チェックしたいポイント
コツ:「日数」表記に引っ張られず、回数の総量で見たほうが失敗しにくいです。
回数が見えると、次に気になるのが「置き場所」です。
とくにマンションは、置ける場所・出し方・においの広がり方が変わります。
次のページで、集合住宅ならではの工夫をまとめます。