家庭内訓練:やるならここだけ|在宅避難の防災マニュアル

防災の訓練は本格的にやろうとすると続きません。家族で「これだけやれば当日動ける」最小セットに絞って、5〜10分で終わる家庭内訓練の手順をまとめます。

家庭内訓練:やるならここだけ|5〜10分で終わる最小訓練

防災訓練って、真面目にやろうとすると続きません。

在宅避難が基本でも、当日に必要なのは「知識」より動ける手順です。

だから家庭内訓練は、5〜10分で終わる形にして、たまにやるのが一番強いです。

このページの結論(やるのは4つだけ)

  • ① 集合(近い集合):家族が揃う
  • ② 連絡(短文):安否を送る
  • ③ 持ち出し(玄関の袋):持って出られる
  • ④ 生活(明かり・水・トイレ):最初の一手が切れる

「避難所へ行く訓練」までやらなくてOKです。

在宅避難で詰むのは、家の中でバラバラになる連絡が途切れる必要物が出ない、この3つなので、そこだけ潰します。

1. 訓練は「いつやるか」を先に決める

気が向いたらやる、だと100%やりません。

ここは軽くでいいので、いつも同じタイミングにします。

おすすめのタイミング(例)

  • 月1点検の日に一緒にやる
  • 季節の点検(春・夏・秋・冬)に1回
  • 家族の予定が揃いやすい週末に5分だけ

「毎月やる」じゃなくてもOKです。年に数回でも効果は出ます。

2. ステップ1:集合(近い集合)を1回だけやる

地震の直後、家族が別室にいると混乱が増えます。

だから集合は「近い集合」だけ練習します。

集合のやり方(30秒)

  • 合図:「今、集合」
  • 集合場所:家の中の決めた場所(または家の外の安全な場所)
  • 確認:全員の顔が見える

ここで大事なのは、集合場所を増やさないことです。

「いつも同じ」にすると、当日も迷いません。

3. ステップ2:連絡(短文)を送る

連絡は長文にすると止まります。

安否連絡は短文テンプレで決めておくのが強いです。

短文テンプレ(例)

  • 「全員無事。今は自宅(または集合場所)。水と電気は〇〇。」
  • 「無事。けがなし。連絡は短文で。」

送る相手も決めます。家族の代表1人が送る形が楽です。

4. ステップ3:玄関の袋を「持って出る」だけやる

持ち出しは中身を確認するより、まず持てるかが大事です。

袋チェック(1分)

  • 玄関まで行く
  • 袋を持ち上げる
  • 重すぎないか確認(持って歩けるか)
  • ライトがすぐ出る位置にあるか確認

ここで重いと感じたら、内容を増やすより減らすのが正解です。

持てない備えは、当日に役に立ちません。

5. ステップ4:生活の最初の一手(明かり・水・トイレ)

在宅避難で強いのは、最初の一手を迷わないことです。

訓練では「使えるか」を一つずつ確認します。

生活チェック(各30秒)

  • 明かり:ライトを1つ点ける(電池が生きているか)
  • :飲み水の置き場所を指差し確認
  • トイレ:非常用トイレの場所を確認(出せるか)

「全てを試す」必要はありません。出せることが確認できればOKです。

6. 子ども・高齢者がいる家の“最小追加”

家族構成で、訓練のポイントが変わります。

ただし増やしすぎないために、追加は1つだけにします。

最小追加(どれか1つ)

  • 子ども:集合の時に「靴を履く」を足す
  • 高齢者:杖・薬・眼鏡の置き場所を指差し確認
  • ペット:キャリー(またはリード)を手に取る

これだけで当日の動きが変わります。

7. 訓練の最後は「決め直し」を1つだけする

訓練で見つかるのは、「ここが分からない」「ここが重い」です。

見つけたら、直すのは1つだけ。これが続くコツです。

最後にやること(1つだけ)

  • 集合場所の言い方を揃える
  • 連絡文を短くする
  • 袋の中身を1つ減らす
  • ライトの置き場所を変える

毎回1つだけ直すと、家の防災が自然に強くなります。

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