断水中の水は、「どれだけあるか」よりどこに回すかで体感が変わります。
そして迷いが増えるほど、家の中が疲れます。
このページでは、在宅避難を前提に、人数×日数で“配分を固定”する考え方をまとめます。
このページの結論
断水中の水は、大きく2つに分かれます。
最初にここを分けると、判断が一気にラクになります。
とくに重要なのは、飲む・食べるための水は最優先で死守することです。
目標:「飲む・食べる」だけは途切れない状態にして、生活のほうは“工夫で節約”して回します。
細かい正解は家庭によって変わりますが、最初に“最低ライン”を置くと決めやすいです。
| 用途 | 目安(1人1日) | 考え方 |
|---|---|---|
| 飲む | 1.5〜2L | 体調と判断力の土台。まず守る |
| 調理 | 0.5〜1L | 献立次第。洗い物を出さない工夫で削れる |
| 衛生(手・口・体) | 0.2〜0.5L+代替 | 全部を水で戻さない。ウェット等を前提に |
| トイレ | 家庭の方式で大きく変動 | “流す前提”か“簡易トイレ運用”かで別物 |
最初の固定:まずは飲む+調理=2〜3L/人・日を「死守ライン」として確保し、生活は工夫で回します。
目安を“計算できる形”にすると、家の中の会話が落ち着きます。
計算式(飲む+調理の確保)
例として、ざっくり置くとこうなります。
| 人数 | 3日分(2.5L/人・日) | イメージ |
|---|---|---|
| 1人 | 7.5L | 2Lペット×4本で少し余る |
| 2人 | 15L | 2Lペット×8本弱 |
| 3人 | 22.5L | 2Lペット×12本前後 |
| 4人 | 30L | 2Lペット×15本 |
考え方:まず「飲む+調理」を確保して、生活は道具と手順で水を使わない方向へ寄せます。
断水初日は、つい不安で“全部節約”に寄せがちです。
でも節約しすぎると、手洗い・口腔ケアが弱くなり、体調が落ちやすいです。
そこでおすすめなのが、先に「今日使っていい量」を決める方法です。
初日の配分(例)
狙い:「使っていい上限」が見えると、家の中の会話が落ち着き、判断が増えません。
水の管理が難しく感じるのは、「どれを何に使っていいか」が曖昧だからです。
ラベルがなくても、置き場を分けるだけで十分です。
置き場の分け方(おすすめ)
家族が多いほど、この“場所ルール”が効きます。
調整の基本:体調が優先の人(乳幼児・高齢者・持病)から「飲む水」を確保して、生活は工夫で節水します。
季節で、必要な水の感覚は変わります。
ただし、どちらでも優先順位は同じです。
飲む水 → 食事 → 衛生の順に守ると、生活が安定しやすいです。
配分が決まったら、次は「水を使わない方向」に寄せていきます。
とくに衛生は、工夫の効果が大きいテーマです。