家族の防災|まず決めるルール(連絡・役割・集合)で揉めない

家族の在宅避難は、物が足りないより「その場で決めること」が増えると揉めやすい。連絡の出し方、役割、集合場所、スマホと電池、トイレの切り替えだけ先に決めておけば、落ち着いて動ける。家族で共有しやすい形で整理します。

家族:まず決めるルール(連絡・役割)(揉めないための約束)

家族の防災って、つい「何を買うか」から考えがちなんですが、

本当に差が出るのは、家族の中で決めておくことです。

災害時はみんな不安で、疲れていて、判断も荒くなります。

そこで「どうする?」「どっちがやる?」「なんでそうした?」が増えると、揉めやすい。

なのでこのページでは、買い物じゃなくて、最低限の約束だけまとめます。

先に言うと:家族で決めておくのはこの5つだけでOK

  1. 連絡:誰に・どんな文で・いつ送るか
  2. 集合:家の中で集まる場所(1か所)
  3. 役割:ざっくり2つ(連絡/生活)
  4. 電池:スマホの使い方と充電の順番
  5. トイレ:流せない時の切り替え

1) 連絡:まず「短文」を決める

災害時の連絡は、長文にすると逆に疲れます。

家族全員が同じ文で送れるように、短文を決めておくとラクです。

連絡文の例(そのまま使える)

  • 「いまのところ無事です。状況が落ち着いたらまた連絡します。」
  • 「停電中です。返信が遅れるかもしれません。」
  • 「家にいます。けが人はいません。」

誰に送るかも、増やしすぎない方が続きます。

  • それぞれの実家(必要なら)
  • 保育園・学校(必要なら)
  • 職場(必要なら)

「まずは無事だけ」って決めておくと、焦りが減ります。

2) 集合:家の中で「ここに集まる」を1つ

家族がバラバラに動くと、探すだけで疲れます。

だから、揺れが落ち着いたらいったんここ、を決めます。

集合場所の決め方

  • 落下物が少ない場所
  • 家族全員が集まりやすい場所
  • 夜でも分かりやすい場所

集合場所が決まっているだけで、「どこ行った?」が減ります。

3) 役割:細かく分けない(ざっくり2つ)

役割を細かくすると、たいてい続きません。

家族なら、ざっくりで十分です。

役割の例(ざっくり)

  • 連絡担当:家族・学校・職場へ短文で連絡
  • 生活担当:明かり・水・トイレを整える

子どもがいる場合は「できることだけ」でOKです。

たとえば「ライトを持つ」「靴を履く」みたいな、小さい役割があると落ち着きます。

4) 電池:スマホで揉めないために“順番”を決める

停電のとき、スマホは命綱になりがちです。

でも使い方で揉めやすいのもスマホです。

電池のルール(これだけで十分)

  • スマホは連絡が最優先
  • 情報確認は時間を決めて短く(見続けない)
  • 充電は交代(片方だけが使い続けない)

「見続けない」を先に合意しておくと、電池も心も減りにくいです。

5) トイレ:流せないときの切り替えを先に決める

家族がいると、トイレは回数が増えます。

そして揉めやすいのが「まだ流せる」「もう無理」のタイミング。

なので迷ったら、早めに切り替えるでOKにしておくとラクです。

トイレで決めておくこと

  • 流せないときは「このやり方」に切り替える
  • 使い始める分は、すぐ出せる場所に置く
  • 片付けに使う物も近くに寄せる

おまけ:子どもが怖がるときの声かけ(短く)

子どもは大人の空気で怖くなります。

長い説明より、短い言葉の方が落ち着きやすいです。

声かけの例

  • 「大丈夫。ライトつけるよ」
  • 「ここに集まろう」
  • 「足元だけ見てね」

今日やること(これだけでOK)

  1. 家族の連絡文を1つ決める(短文)
  2. 家の中の集合場所を1つ決める
  3. 電池のルール(見続けない/交代で充電)を決める