真夏の停電:熱中症を避ける|在宅避難で体調を守る優先順位

真夏の停電はエアコンが止まり、室内でも熱中症リスクが上がる。ここでは「体を冷やす順番」「水分と塩分」「風の通し方」「夜の寝方」「高齢者・子どもがいる家の判断」を、在宅避難向けに手順でまとめる。

真夏の停電:熱中症を避ける

真夏の停電は、在宅避難でも体調リスクが一気に上がります。

エアコンが止まると、家の中でも熱がこもりやすく、気づかないうちに消耗します。

ここでは「やることを増やす」のではなく、優先順位で熱中症を避ける動き方をまとめます。

結論:真夏の停電は「体を冷やす→水分→休む」の順で守る ☀️

  1. 熱を増やさない(室温を上げる行動を減らす)
  2. 体を冷やす(効く場所を狙う)
  3. 水分と塩分(少しずつ回す)
  4. 休む(夜の寝方を整える)

1. 室温を上げない:まず“熱が増える行動”を減らす

真夏は、体を冷やす前に「熱が増える行動」を減らすだけでも違います。

熱を増やさない工夫(最小)

  • 火を使う調理は減らす(無理に温かい食事にしない)
  • 日中の無駄な動きを減らす(家事を増やさない)
  • 人が集まる部屋を1つにして、体力を分散しない

コツ:「涼しくする」より先に「暑くならない動き」に寄せる方が続きます。

2. 風と日差し:涼しくするより“こもらせない”

窓を全部開ければ良いとは限りません。

風が通らない家だと、ただ暑い空気が入るだけのこともあります。

通風の考え方

  • 風が通るなら「2方向」を開ける(入口と出口を作る)
  • 日差しは遮る(カーテン・すだれ等で直射を減らす)
  • 暑い外気が強い時間は、無理に開けっぱなしにしない

家の中で過ごす場所:日差しが少ない部屋、風が抜ける部屋に寄せるとラクです。

3. 体を冷やす:効く場所を狙う(最小で効かせる)

冷やすときは、全身を冷やすより、効く場所を狙う方が現実的です。

冷やす場所 理由 やり方(例)
体温調整に効きやすい 冷たいタオルで当てる
熱がこもりやすい 拭き取り+冷却
足首 体感温度が下がりやすい 濡れタオルで巻く

汗の扱い:汗を残すと体がだるくなるので、拭き取りを優先するとラクです。

4. 水分と塩分:少しずつ回す(まとめ飲みしない)

停電中は、冷たい飲み物が手に入りにくいこともあります。

それでも、少しずつ水分を回すのが一番効きます。

基本の回し方

  • 一度に大量ではなく、こまめに
  • 汗が多い日は、塩分も意識する
  • 子ども・高齢者は「のどが渇く前」に声かけ

体調のサイン:頭が重い、だるい、吐き気、ボーッとする…が出たら休む優先です。

5. 夜の寝方:体力を削らない整え方

真夏の停電は、夜も暑いままのことがあります。

眠れないと、翌日の判断力が落ちます。

夜をラクにする工夫(最小)

  • 寝る場所を1つに寄せる(風が抜ける部屋)
  • 汗を拭いてから横になる(肌を乾かす)
  • 夜の移動を減らす(不安と体力の消耗を減らす)

在宅を続けるか迷うとき:判断を“体調優先”に戻す

真夏は、在宅避難が体に合わないケースもあります。

特に高齢者・乳幼児・持病がある家庭は、体調を優先した判断が大事です。

迷ったら確認したいこと

  • 室温が下がらない(夜もきつい)
  • 水分が回らない(飲めない/吐く)
  • 体調のサインが出ている

次に読む

真夏の停電対策ができたら、次は「冬の停電」に進み、冷えで体力を削らない整え方を確認します。