暑さ寒さの備え方|在宅避難で「体温」を守る必要物資の考え方

停電や断水があると、夏は熱中症、冬は低体温のリスクが上がる。大事なのは「何を買うか」より、家の中で体温を守る考え方。暑さ寒さそれぞれの優先順位と備え方を整理します。

暑さ寒さ:必要物資の考え方

在宅避難は、家にいられる安心がある一方で、

暑さ寒さを逃げにくいという弱点もあります。

停電でエアコンが止まる、暖房が使えない。

これだけで、夏は体調を崩しやすく、冬は体が冷えやすくなります。

だからこのカテゴリでは「物を増やす」より、

体温を守る考え方を先に決めておくのが大事です。

この記事の結論(優先順位はこれ)

  • 夏(暑さ):①水分 ②風 ③日差しカット ④冷やす道具
  • 冬(寒さ):①重ね着 ②断熱(床・窓)③寝る環境 ④安全寄りの暖
  • どちらも「家の中で一番安全な場所」を先に決めると迷わない

まず決める:家の中で「過ごす場所」を一つ作る

暑さ寒さは、家じゅうを快適にしようとすると難しくなります。

在宅避難では、まず生活の中心になる部屋を一つ決めると現実的です。

  • 家族が集まる部屋を「基地」にする
  • 寝室は「眠れる環境」を優先して整える

この「基地」が決まると、必要物資も絞れます。

夏:暑さの備えは「水分 → 風 → 日差し → 冷却」

① 水分(体の中から守る)

暑さの危険は、まず水分不足から始まります。

備蓄の水とは別に、

飲むための水が確実に確保できることが土台です。

② 風(体感を下げる)

停電でエアコンが止まると、室内の熱がこもりやすいです。

ここで助けになるのが「風」です。

  • 窓を開けられる時間帯に換気する
  • うちわ・扇子のようなアナログも役に立つ
  • 電源があれば扇風機が強い

③ 日差しカット(室温の上がり方を変える)

日中の直射日光は、部屋を一気に暑くします。

カーテンや遮光で入ってくる熱を減らすと、体力の消耗が下がります。

④ 冷やす道具(最後のひと押し)

冷却グッズは、万能ではありませんが助けになります。

特に「首・脇・足の付け根」など、体の熱を逃がしやすいところを冷やすと楽になることがあります。

夏の考え方(まとめ)

  • 飲む水を守る
  • 風を作る
  • 日差しを入れない
  • 冷却は補助として使う

冬:寒さの備えは「重ね着 → 断熱 → 寝る環境 → 暖」

① 重ね着(まずは身につける)

寒さ対策は、道具より先に「着る」が強いです。

薄いものを重ねると、体温が逃げにくくなります。

② 断熱(床と窓が効く)

家の中で冷える場所は、床と窓まわりが多いです。

ここを少しでも守ると、体感が変わります。

  • 床:敷くもの(ラグ・マット・段ボールなどでも)
  • 窓:カーテン・隙間を減らす工夫

③ 寝る環境(体力を落とさない)

夜に冷えると、眠れずに体力が削られます。

だから冬は、寝る環境の優先度が高いです。

「布団の上に何を足すか」「床からの冷えをどう避けるか」がポイントになります。

④ 安全寄りの暖(火の扱いは慎重に)

暖を取る道具は、便利な反面、事故のリスクもあります。

在宅避難では「無理に暖める」より、まずは冷やさない工夫を積み上げる方が安全です。

冬の考え方(まとめ)

  • 着て守る
  • 床と窓で冷えを減らす
  • 夜の環境を整える
  • 暖房系は安全を最優先に

「何を買うか」で迷ったら:一つだけ選ぶなら“寝る環境”

暑さ寒さで迷ったときは、まず「眠れる環境」を作るのが効きます。

睡眠が崩れると、判断力も体力も落ちやすいからです。

次の記事では、寝る環境を助ける道具としてアルミブランケットの使いどころを整理します。

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