マンション停電:エレベーター停止の現実|在宅避難を回す動き方

停電でエレベーターが止まると、移動・給水・買い出し・情報確認の負担が一気に増える。高層階ほど影響が出やすい。家の中の拠点を同じ階に寄せ、階段移動を減らし、建物側の情報を確認して生活を組み立てる方法をまとめる。

マンション停電:エレベーター停止の現実

停電がマンションでつらくなる最大の理由は、エレベーターが止まることです。

水を運ぶ、買い物に行く、管理の情報を見に行く…。

これらが全部「階段」になると、体力も時間も一気に持っていかれます。

だからマンション停電は、電気そのものより移動の設計がカギになります。

結論:マンション停電は「移動を減らす設計」に切り替える 🏢

  1. 生活の拠点を同じ階に寄せる(階段移動の回数を減らす)
  2. 水・食・トイレを“運ばない前提”で回す
  3. 建物側の情報を拾う(管理・掲示・近隣)

まず知っておく:エレベーター停止で増える負担

「階段で行けばいい」と思っていても、実際は一回の往復だけで消耗します。

特に、水・簡易トイレ・食料など“重いもの”が絡むと負担が大きくなります。

影響 起きやすいこと 対策の方向
移動 階段移動が増えて疲れる 回数を減らす/持つ量を減らす
給水所の往復が重い 家にある水の配分を先に決める
情報 掲示・管理情報の確認が手間 確認の回数と担当を固定

ポイント:「一回で済ませる」より「回数を減らす」設計にすると続きます。

もしエレベーター内にいたら:落ち着いて“連絡”を優先

停電直後にエレベーター内にいた場合は、まず落ち着くことが大事です。

焦って動くより、連絡の手順を優先します。

最初にやること(最小)

  • 非常ボタンやインターホンで連絡する
  • スマホ電池を守る(不要な操作は減らす)
  • 家族へは短文で「状況」と「次の連絡」を送る

1. 生活の拠点を「同じ階」に寄せる

エレベーターが止まったら、マンションでは階をまたがない生活が基本になります。

特に夜は階段移動が危険も増えるので、できるだけ同じ階で完結させます。

拠点に集めるもの(例)

  • 明かり(手元用・部屋用)
  • 飲み水と最低限の食事
  • 簡易トイレと衛生用品
  • スマホ充電まわり(モバイルバッテリー・ケーブル)

コツ:「階段を上り下りしなくて済む状態」を作ると、翌日以降がかなりラクです。

2. 高層階ほど意識したい:水まわりの変化

停電時は、建物の設備状況によって水の出方が変わることがあります。

高層階ほど影響が出やすいケースもあるので、早い段階で“使えるうちにやること”を整理します。

早めに確認したいこと

  • 蛇口の水が出るか(出る/弱い/出ない)
  • トイレの流れ方(流れる/不安定)
  • 共用部(掲示・管理)で水に関する案内が出ているか

判断の軸:水が使えるうちに“やれることをまとめてやる”。使えない前提になったら“使わない動き”へ切り替える。

3. 階段移動は「回数」と「役割」を決める

給水所や買い出しが必要になると、階段移動が現実的な負担になります。

ここで効くのが、家族や同居人がいる場合の役割分担です。

項目 決め方(例) 狙い
外に出る回数 1日1回までに抑える 体力温存
担当 体力がある人が担当 安全と効率
運ぶ量 無理しない量にする 転倒・ケガを減らす

ポイント:階段は「一気に片付ける」より「安全に続けられる量」で回す方が結果的に早いです。

4. 共用部の情報を拾う:管理・掲示・近隣

マンションは、建物側の案内が出ることがあります。

ただし確認しに行く回数が増えると疲れるので、ここも“固定”が効きます。

情報確認の固定(例)

  • 確認は朝と夕方の2回だけ
  • 見に行く担当を決める(毎回変えない)
  • 家族には要点だけ共有(長文にしない)

5. 夜の安全:階段は“できるだけ使わない”前提にする

夜の階段は、暗さと疲れが重なって危険が増えます。

だから夜に階段を使わなくて済むように、夕方までに必要物を同じ階へ寄せます。

夕方までに整えること

  • 明かりの配置(手元・廊下・トイレ)
  • 水・簡易トイレ・衛生用品を近くに
  • スマホ電池を夜に残す(充電の順番を決める)

次に読む

停電の一連が整理できたら、次は「断水:水の配分と生活の整え方」へ進むと、現実の困りごとが一段ラクになります。