乳児がいる家の防災|ミルク・衛生が止まらない在宅避難の準備

乳児がいると、停電や断水でまず困るのはミルクと衛生。お湯・水・哺乳瓶の洗浄、オムツと処理、手洗いが崩れると一気に回らなくなる。家に留まる前提で、最低限そろえる物と、やり方をラクにするコツをまとめます。

乳児:ミルク・衛生の最優先(ここが止まると一気にきつい)

乳児がいると、災害時のしんどさが一気に上がります。
それは「頑張りが足りない」とかじゃなくて、
やることが途切れないからです。
ミルク、オムツ、手洗い、汚れ物。
いつも通りにできないだけで、気持ちも体も削られます。
だからこのページは、難しい話は抜きにして、
まず何を守るかだけを整理します。




先に言うと:乳児がいる家は「この3つ」が最優先

  • ミルク(授乳):お湯・水・哺乳瓶まわり
  • 衛生:手・おしり・吐き戻しの片付け
  • 体温:暑さ寒さで一気にぐったりしやすい

ミルク(授乳):先に「やり方」を決めておくとラク

ミルクで困るのは、粉があるかどうかだけじゃなくて、
作る・飲ませる・片付けるがセットで回らないことです。




ミルクまわりで「詰みやすい」ポイント

  • お湯が作れない(停電・ガス停止)
  • 水が足りない(断水)
  • 哺乳瓶を洗えない(衛生が落ちる)

ここは「完璧に戻す」より、続けやすい形に寄せるのが大事です。


水:まずは「飲ませる分」を別にしておく

断水すると、生活用水も全部止まります。
でも乳児がいる家は、まず飲ませる分が最優先です。
全部を同じ場所に積むより、
使う場所の近くに少し置いておく方が助かります。


  • ミルク作りに使う分は、キッチン付近へ
  • 夜に困らない分は、寝る場所の近くへ

お湯:止まる前提で「代わりの手」を持っておく

お湯が使えないと、ミルクも衛生も一気にきつくなります。
ここは「できるかどうか」より、
止まった時にどうするかを一度考えておくだけで違います。




考えておきたいこと

  • お湯が作れない時、どうするか(家の設備で変わる)
  • 哺乳瓶の洗浄が難しい時、どうするか
  • 夜間にミルクを作る動き(ライトの位置もセット)

「うちはここが弱いな」が分かるだけでも、準備がズレなくなります。


衛生:いちばん大事なのは「手」と「おしり」

災害時って、部屋が散らかったり、手が洗いにくかったりして、
いつもより汚れやすいです。
乳児はここが直撃します。




衛生で優先する順(迷ったらこれ)

  1. (お世話の前後)
  2. おしり(かぶれやすい)
  3. 吐き戻し(服・シーツの汚れ)

全部を完璧にやろうとしなくてOKです。
「ここだけは守る」を先に決める方がラクです。


オムツ:足りるかより「捨て方」で困りやすい

オムツは枚数も大事ですが、もっと困るのは捨てられないことです。
ゴミ収集が遅れると、においと衛生が一気にきつくなります。




オムツで先に決めること

  • 一時置きの場所(生活スペースから離す)
  • 倒れない置き方(揺れて散らからない)
  • 夜に処理しやすい動き(ライトとセット)

体温:暑さ寒さは「我慢」しない方がいい

乳児は体温の調整がうまくいかないことがあります。
暑い・寒いは、気合でなんとかならないので、
過ごし方をシンプルにして守ります。


  • 過ごす部屋を絞る(移動が増えるほど疲れる)
  • 寝る場所を整える(夜が一番しんどい)
  • 明かりは枕元に(夜の不安も減る)

外に出る必要が出たら:最低限の持ち出しだけ決めておく

在宅避難が基本でも、状況によっては移動が必要になることがあります。
その時に焦らないように、
「これだけ持って出る」を一度決めておくと安心です。




持ち出し(最低限の考え方)

  • ミルク(授乳)に必要なもの
  • オムツと衛生(おしりを守るもの)
  • 体温(寒さ暑さを避けるもの)

細かく詰め込みすぎない方が、動きやすいです。


よくあるつまずき:気持ちが先に限界になる

  • いつも通りにできなくて焦る
  • 洗えない・捨てられないでストレスが増える
  • 夜の停電で動けなくなる



今日やること(これだけでOK)

  1. ミルクまわりは「水・お湯・片付け」で弱い所を1つ見つける
  2. オムツの「一時置き場所」を決める(生活スペースから離す)
  3. 枕元にライトを置く(夜に困らない)