中高生の防災|連絡と行動の約束(勝手に動かない)を決める

中高生は自分で動ける反面、災害時に連絡が取れず家族が混乱しやすい。大事なのは細かい指示ではなく「どこにいるか」「どこに向かうか」を共有できる約束。連絡の方法、集合場所、帰宅の判断をわかりやすくまとめます。

中高生:連絡・行動の合意(守るラインだけ決める)

中高生は、自分で判断して動けます。

でも災害時は、そこが強みでもあり、家族が不安になる原因にもなります。

連絡が取れない、どこにいるか分からない、勝手に移動してしまう。

これが起きると、家の中が一気に落ち着かなくなります。

だから大事なのは、細かく管理することじゃなくて、

家族が安心できる最低限の約束を作ることです。

先に言うと:決めるのはこの3つで十分

  • 連絡:短文で何を送るか
  • 集合:帰れない時はどこへ行くか
  • 移動:勝手に遠くへ行かないライン

連絡:長文はいらない(短文1本でOK)

災害時は通信が不安定です。

だから連絡は、短くていいです。

大事なのは「無事かどうか」と「今どこにいるか」です。

連絡文の例(そのまま使える)

  • 「無事。いま◯◯にいる。先生の指示に従う」
  • 「無事。帰れない。◯◯(集合場所)で待つ」
  • 「無事。これから家に向かう。ルートは◯◯」

「詳しく説明して」は無理です。

短文で1本送れれば十分、という前提にしておく方がラクです。

集合場所:帰れない時は「ここで待つ」

中高生は自分で動ける分、迷った時にウロウロしがちです。

それが一番危ない。

なので「帰れない時はここで待つ」を決めます。

集合場所は1か所でOK

  • 説明しやすい場所
  • 人が集まりやすい場所
  • 危険が少ない場所

集合場所を増やすと、逆に混乱します。

移動の約束:「勝手に遠くへ行かない」ラインを決める

家族が一番不安になるのは、

「連絡がないまま、遠くへ移動してしまう」ことです。

だから、禁止ではなく、ラインだけ決めます。

ラインの例(家に合わせてOK)

  • 連絡できない時は、遠回りして移動しない
  • 人が少ない道に入らない
  • 迷ったら集合場所へ行って待つ

ここを決めておくだけで、親側の不安がかなり減ります。

帰宅:家に向かう前に「一回止まる」

中高生は「早く帰ろう」と動きやすいです。

でも危険があるときは、動かない方が安全なこともあります。

なので、帰宅する前に「一回止まる」を約束にします。

止まるタイミング(例)

  • 大きな揺れの直後
  • 周りが暗い、停電している
  • 道が混んでいる、危ないと感じる

「すぐ帰る」より、「安全に帰る」を優先です。

親側のコツ:詰めすぎない方がうまくいく

中高生は、細かく言われるほど反発しやすいです。

だから、

守るラインだけ決めて、あとは任せる方がうまくいきます。

親が言うと伝わりやすい言い方

  • 「とにかく無事だけ教えて」
  • 「迷ったら集合場所で待って」
  • 「連絡できない時は遠くへ行かないで」

今日やること(これだけでOK)

  1. 短文の連絡文を1つ決める(無事+場所)
  2. 集合場所を1つ決める(帰れない時はそこ)
  3. 「連絡できない時は遠くへ行かない」を約束にする