一人で不安なときの防災|行動を固定して落ち着くための手順

一人暮らしは災害時に不安が膨らみやすい。大事なのは気合ではなく「何をするか」を先に固定して迷いを減らすこと。夜・停電・断水でも動けるように、最初の10分、1時間、情報の見方、連絡のルールをわかりやすく整理します。

一人で不安:行動を固定するコツ(迷いを減らす順番)

一人で被災すると、不安が強くなりやすいです。

それは弱いからではなく、

決めることが一気に増えるからです。

情報を見続ける、物を探す、何から手をつけるか迷う。

これが続くと、心も電池も減ってしまいます。

だからここでは、気持ちを落ち着かせる方法ではなく、

不安でも動ける「順番」を固定することだけを扱います。

先に言うと:不安が強いほど「順番」が助けになる

  • 迷いが増えるほど、人は疲れやすくなる
  • 順番が決まっていると、考える量が減る
  • 結果として、不安も小さくなりやすい

最初の10分:この順番だけ守る

まずは「安全」と「見える」を作ります。

ここを飛ばすと、転倒やケガのリスクが上がります。

最初の10分(固定)

  1. 動かない:暗いなら、まず止まる
  2. ライト:枕元・手元の明かりを点ける
  3. 足元:ガラス・落下物がないかを見る
  4. 火元:匂い・熱・音の違和感を確認
  5. 連絡:無事を短文で1本だけ送る

「全部やる」ではなく、この順で一回だけやればOKです。

無事連絡は短文でいい(1人にだけ送る)

一人暮らしは、連絡のやり取りが増えるほど疲れます。

だから、最初は1人だけに送って終わりにします。

連絡文の例(短く)

  • 「今のところ無事です。状況を確認して、落ち着いたらまた連絡します。」
  • 「停電中です。返信が遅れるかもしれません。」

長く説明しない方が、落ち着きます。

情報は「見続けない」仕組みにする

不安なときほど、情報を見続けたくなります。

でも見続けるほど、心も電池も減ります。

だから、情報は「見る回数」を決めます。

情報の固定ルール(おすすめ)

  • 確認は短く(必要なことだけ)
  • 確認は時間を決める(例:30分に1回)
  • 不安をあおる話は深追いしない

情報を減らすのは、逃げではなく「体力を残す工夫」です。

1時間以内:生活が回る形に寄せる

落ち着いたら、次は「困りごとが増えないように」整えます。

一人暮らしは、ここで無理すると後がしんどくなります。

1時間以内にやること(固定)

  • 明かり:手元と玄関の明かりを確保
  • :飲む分を取り出せる位置へ
  • トイレ:流せない場合の切り替えを決める
  • 充電:スマホ優先で使い方を決める

不安を増やす行動:これだけ避ける

不安が強いときに、やりがちな行動があります。

これを減らすだけでも、かなり楽になります。

  • 情報を見続ける
  • あれもこれも一気にやろうとする
  • 暗いまま動き回る
  • 夜なのに片付けを始めてしまう

「今日はここまで」と区切る方が、回復が早いです。

夜の不安に強い形:枕元だけ整える

夜は不安が大きくなりやすいです。

だから夜の備えは、家全体ではなく「枕元だけ」で十分です。

枕元セット(最低限)

  • ライト(すぐ点く)
  • スマホ(充電しやすい)
  • 靴下やスリッパ(足元を守る)

これだけで、夜の不安はかなり減ります。

今日やること(これだけでOK)

  1. 「最初の10分」をメモして見える所に置く
  2. 無事連絡は1人に短文で送る、と決める
  3. 情報は見る回数を決める(見続けない)