水の備蓄はどれだけ必要?|量と置き方を先に決める

水の備蓄は「何リットル買うか」より、飲む水と生活用水を分けて、置き方まで決めると続く。3日・7日の目安、家で無理なく置ける配置、足りない時の優先順位をまとめます。

水の備蓄:量と置き方

在宅避難の備えで「やっておけば良かった」となりやすいのが、水です。

ただ、水は重いし置き場も取るので、気合いで増やそうとすると続きません。

だから先に、量の目安置き方を決めてしまうのが一番ラクです。

この記事の結論(先にここだけ)

  • 水は「飲む水」「生活用水」を分けて考える
  • 迷ったら飲む水:1人1日あたり約3Lを目安にする(体調優先)
  • 量より大事なのは置き方(家の中で迷わない配置)

まず分ける:飲む水と、生活用水は別もの

水の備蓄が難しく見えるのは、用途が混ざっているからです。

分け方

  • 飲む水:飲料・薬を飲む・最低限の調理
  • 生活用水:手洗い・簡単な拭き取り・流せるならトイレなど

飲む水は、足りないと体調に直結します。

生活用水は、工夫で代替しやすいこともあります。

この違いを分けておくと、「何を優先するか」で迷いにくくなります。

飲む水の目安:迷ったら「1人1日あたり約3L」から

飲む水は、少なめに見積もると危険です。

だから迷ったら、1人1日あたり約3L(飲料+最低限の調理)を目安にして、そこから家族構成に合わせて調整するのが安心です。

日数はどう決める?

日数を決めないと、永遠に増やせません。

迷ったときの決め方

  • まずは3日ぶん(初動で困りやすい)
  • 余裕が出たら7日ぶん(落ち着くまで)

「まず3日 → できたら7日」の順にすると、置き場や予算で止まりにくいです。

生活用水:全部をペットボトルで用意しなくていい

生活用水まで全部を飲料水で揃えようとすると、量が現実的ではなくなります。

ここは、家の状況に合わせて“使い分け”ができます。

  • 飲まない用途なら、飲料水以外の水で回せる場面がある
  • 手洗いが難しいときは、拭き取りやウェット系で代替できる
  • トイレは、断水状況によって「流す」が危険になることもある

生活用水は「これだけ要る」と決めにくいので、まずは飲む水を固めて、次に生活用水を足す順がラクです。

置き方が9割:続く配置にしておく

水の備蓄は、量より置き方で続くかが決まります。

迷わないために、置き場を2つに分けるのがおすすめです。

置き場の分け方(例)

  • 取り出し用:すぐ使う分(家族が分かる場所)
  • 保管用:残り(まとめて置ける場所)

取り出し用のポイント

  • 暗くても取れる
  • 家族が「ここ」と言える
  • 箱のままでも運べる

保管用のポイント

  • 床がしっかりしている(重さに耐えられる)
  • 直射日光・高温を避ける
  • 倒れたり落ちたりしにくい

置き方が決まると、「増やす」が自然にできます。

足りない時の優先順位:まず“飲む水”を守る

もし量を十分に置けないなら、優先順位はこれです。

優先順位(迷わない順)

  • 1)飲む水(薬・体調)
  • 2)最低限の調理(食べられる形にする)
  • 3)衛生(手・口まわりから)
  • 4)それ以外

在宅避難は「全部を普段どおり」に戻すより、崩れない順で守った方が楽です。

次に整えるのは「運ぶ・受ける」ための容器

水は、備蓄だけでは終わりません。

給水が始まったときに、運べないと詰まります。

次の記事では、給水袋・ポリタンクの選び方を整理します。

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