照明の使い分け|手元・部屋・廊下を分けて停電の夜をラクにする

停電時の照明は「強い1個」より、手元用・部屋用・廊下/トイレ用で役割分担すると安全と安心が上がる。置き場所の決め方、夜の動線を守る配置、電池切れを防ぐ点検タイミングまで、在宅避難向けにまとめる。

照明の使い分け(手元・部屋・廊下)

停電で一番きついのは、夜の「暗さ」です。

ただ、明るければいいわけではなく、照明の使い分けができると、転倒や不安がかなり減ります。

ここでは在宅避難を前提に、照明を「手元・部屋・廊下」で分けて整える方法をまとめます。

結論:照明は3役に分けると失敗が減る 💡

  1. 手元用:移動・作業の安全(最優先)
  2. 部屋用:家族が落ち着く明かり
  3. 廊下/トイレ用:転倒を防ぐ誘導の明かり

1. 手元用:一番大事(移動と作業の安全)

停電中の事故は、暗い場所での転倒が多いです。

だから最初に整えるのは、部屋を明るくするより手元を見えるようにすることです。

手元用の使い方(最小)

  • 夜の移動は、手元用ライトを持って動く
  • 両手を空けたい作業があるなら、頭につけるタイプが便利
  • 家族がいる場合は「夜は各自手元ライト」を基本にする

コツ:手元ライトは「寝る場所のすぐ届く位置」に置くと、夜中に起きたときの不安が減ります。

2. 部屋用:不安を減らす“中心の明かり”

部屋が真っ暗だと、気持ちが落ち着きにくいです。

家族が集まる場所に、部屋用の明かりを1つ置くと、安心感が上がります。

部屋用の置き方(例)

  • 家族が集まる部屋の中央付近に置く
  • テーブルの上など、倒れにくい場所にする
  • 明るさは「十分に見える」程度で良い(無理に強くしない)

ポイント:部屋用の明かりは、夜の「落ち着き」を作る役割です。

3. 廊下/トイレ用:転倒を防ぐ“誘導の明かり”

停電の夜は、廊下・階段・トイレが危険になりやすいです。

動線の要所だけでも明かりを置くと、転倒のリスクが下がります。

場所 置き方 狙い
廊下 足元が分かる位置 つまずきを減らす
階段(ある場合) 最上段・最下段など要所 踏み外し防止
トイレ前 出入口付近に固定 夜の移動を安全に

コツ:廊下を全部明るくするより、「危ない場所だけ」を照らす方が電池が守れます。

夜の動線を守る:照明の置き場所を固定する

停電中に困るのは、明かりを探すことです。

照明は「置き場所が決まっている」だけで安心感が上がります。

置き場所を固定する例

  • 手元用:各自の寝具の近く
  • 部屋用:家族が集まる部屋の定位置
  • 廊下/トイレ用:動線の要所に固定
  • 予備:すぐ取れる箱(家族が知っている場所)

電池切れを防ぐ:夕方の点検を習慣にする

停電中に一番困るのは、夜に電池が切れることです。

だから点検は「夜」ではなく、夕方にやるのがコツです。

夕方の最小点検

  • 手元ライトが使えるか
  • 部屋用ライトの残量(または予備電池があるか)
  • 廊下/トイレ用の明かりがあるか
  • 予備電池の置き場所が分かるか

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照明の配置ができたら、季節に合わせて「真夏の停電」または「冬の停電」へ進むと、体調リスクの対策が具体化できます。