揺れ直後:まず安全確保|地震の直後にやることを順番で整理

地震の揺れが収まった直後は、落下物・ガラス・火災・余震がいちばん危険。最優先は「頭と足を守る」「火とガスを確認」「出口を確保」。家族がいる場合の声かけ、部屋別の動き、避難判断の入口まで手順でまとめます。

揺れ直後:まず安全確保(最初の10分でやること)

揺れが収まった直後は、ほっとした瞬間に危険が来ます。

落下物、割れたガラス、火、ガス、そして余震。

ここで大事なのは、焦って動き回ることではなく、順番通りに安全を積み上げることです。

このページの結論(最初の10分の優先順位)

  • 1)頭と足を守る:割れ物と落下物がある前提で動く
  • 2)火とガスを確認:匂い・火元・焦げを最優先で見る
  • 3)出口を確保:ドアが開くか、避難経路が通れるか確認
  • 4)人の安全:家族・同居人の無事確認(声かけは短く)
  • 5)余震に備える:倒れそうなものから離れ、次の動きを決める

最初に:動く前に「頭」と「足」を守る

揺れ直後は、床にガラス片や物が落ちていることがあります。

素足のまま歩くとケガが増えます。

最初の1分でやること

  • 近くにあれば靴(または厚手のスリッパ)を履く
  • 頭の上は手・クッション・上着で守る
  • ガラスがありそうな場所は避けて移動する

ポイント:「安全に歩ける状態」にするだけで、その後の行動が安定します。

次:火とガスの確認(匂い・火元・焦げ)

地震直後に一番怖いのは火災です。

火元がある場所を、短時間で確認します。

確認の順番(短く)

  • 火が出ていないか(コンロ・ストーブ・ろうそく等)
  • 焦げ臭い匂いがしないか
  • ガスの匂いがしないか

匂いが強い、音がする、明らかに危ないと感じたら、無理に近づかず、まず離れます。

出口を確保:ドアを開けて「逃げ道」を作る

建物が歪むと、ドアが開かなくなることがあります。

今のうちに、出口が使えるか確認します。

出口チェック

  • 玄関ドアが開くか(少しでもOK)
  • 廊下に倒れた物がないか
  • 外へ出る場合の靴・鍵を取りやすい場所に

コツ:「ドアを少し開けておく」だけで安心感が増え、次の判断がしやすくなります。

家族がいるなら:声かけは短く、集合場所を決める

揺れ直後は、長い説明が混乱を増やします。

短い声かけで動きを揃えます。

使いやすい声かけ(例)

  • 「ケガない?返事して」
  • 「靴を履いて、頭を守って」
  • 「いったんここに集まろう(場所を指差す)」

集合場所は、落下物が少ない場所(テーブルの近く・壁から離れた場所など)を選びます。

場所別:揺れ直後の動き(最小のコツ)

いた場所 最初の動き 理由
キッチン 火元の確認→ガラスを避ける 割れ物と火が重なりやすい
寝室 足元を守る→ライトを確保 暗いと破片に気づきにくい
浴室 滑らないように移動→体を拭いて服を着る 転倒しやすく体温が落ちやすい
玄関付近 ドアを開けて出口を確保 歪みで開かなくなる前に動ける

ポイント:やることを増やすより、「危ないところから離れる」を優先するとミスが減ります。

余震に備える:次の揺れを前提に、危険を減らす

揺れが収まっても、余震は起きます。

次の揺れで危なくなるものから距離を取ります。

余震前提で避けたい位置

  • 背の高い家具のすぐ横
  • 窓ガラスの近く
  • 吊り下げ照明の真下
  • 落ちそうな物が積まれた棚の前

危険がありそうなら、次にやることは「片付け」ではなく、まず安全な位置へ移動です。

このあと何をする?:判断の入口を作る

揺れ直後は、全部を一気にやろうとすると疲れます。

次のページで「余震中に家の中の危険を減らす」手順へ進むと、行動がつながります。