代替通信の現実|テザリング・公衆Wi-Fiが災害時に当てにならない理由と使い方

災害時にテザリングや公衆Wi-Fiで復活できるとは限らない。回線混雑・基地局停止・電池消耗・速度低下など現実の制約を整理し、使う優先順位(連絡→情報→地図)と短時間運用、やらない方がいい行動までまとめます。

代替通信(テザリング等)の現実:期待しすぎない(使う順番を固定)

回線が不安定になると、「テザリングすれば何とかなる」「公衆Wi-Fiがある」と考えがちです。

ですが災害時は、代替通信も同じように不安定になりやすく、当てにしすぎるほど詰みます

結論は、代替通信は“最後の希望”ではなく“短時間の補助”として使うこと。

そして、使うなら順番とルールを固定するのが強いです。

この記事の結論(代替通信の最小運用)

  • 期待しない:災害時は“繋がらない”が普通
  • 短時間で使う:つけっぱなしにしない(電池が死ぬ)
  • 使う順番を固定:連絡→情報→地図の順
  • 代替より先に:家族ルールと電池運用が本体

なぜ当てにならない?代替通信が折れる典型パターン

災害時に「繋がらない」は、単に混雑だけではありません。

  • 基地局が停電・損傷で弱っている
  • 回線が混雑して速度が出ない
  • Wi-Fiスポット自体が停電で死んでいる
  • 建物内で電波が弱い

だから「テザリングがあるから安心」は、現実では崩れやすいです。

テザリングの現実:一番の敵は“電池”

テザリングは、通信に加えてスマホがルーター役になります。

つまり、普通に使うより電池の減りが速いことが多いです。

テザリングで起きやすいこと

  • 電池が急に減る
  • 速度が出ない(混雑)
  • 繋いでも途中で切れる
  • 端末が熱くなりやすい

だからテザリングは“常用”ではなく短時間の補助として使います。

公衆Wi-Fiの現実:現地に行っても使えないことがある

公衆Wi-Fiは「そこに行けば繋がる」と思いがちですが、災害時は条件が揃いません。

  • 停電でアクセスポイントが落ちている
  • 人が集中して速度が出ない
  • ログインや同意画面が必要で詰む
  • 場所が安全とは限らない

「公衆Wi-Fiを探しに行く」が危険な行動になることもあります。

使う順番:代替通信は“連絡→情報→地図”だけ

代替通信が少しでも繋がったら、やりたいことが増えます。

でも災害時は、やるほど電池が死にます。

だから、使う順番を固定します。

代替通信の使い方(固定)

  1. 連絡:家族に短文を1通だけ送る
  2. 情報:自治体・避難・給水など行動に必要なものだけ確認
  3. 地図:移動が必要なら短時間だけ

動画・SNS巡回・長文送信は、電池の無駄なので切ります。

短時間運用:ON/OFFを“時刻”で回す

テザリングやWi-Fiは、つけっぱなしにすると電池が削れます。

だから「確認時刻」で回します。

運用の型

  • ○時にONにして数分だけ使う
  • 必要なことが終わったらOFF
  • 次の確認時刻まで触らない

この型は、家族全員が落ち着きます。

やらない方がいい行動:代替通信で詰む典型

  • 繋がるまで連打する(電池が尽きる)
  • 動画や重いページを見る(電池と回線が死ぬ)
  • 公衆Wi-Fiを探して移動する(安全を削る)
  • 全員が同時にテザリングする(揉める)

結局の本体:代替通信より先に決めるべきこと

代替通信は、状況で動いたり動かなかったりします。

だからこそ、先に決めるべきはここです。

本体(先に固定)

  • 家族連絡のルール(集合・短文テンプレ・確認時刻)
  • 電池運用(使う時刻固定)
  • 情報源の分散(ラジオ・掲示・一次情報)

これが整っていれば、代替通信が動かなくても崩れません。

今日やること(最短)

  1. 代替通信は「短時間の補助」と割り切る
  2. 使う順番(連絡→情報→地図)を家族で共有する
  3. ON/OFFは確認時刻で回す(つけっぱなしにしない)