防災セットは“土台”で選ぶ|在宅避難で後悔しない考え方(まずこれ)

防災セットは「中身が多い」より「土台が合う」ほうが失敗しない。在宅避難では水・トイレ・電源・衛生の弱点を埋める設計が重要。家庭の人数・住環境・想定日数に合わせて、買い足しが最小で済む“土台の選び方”をまとめる。

防災セットは“土台”で選ぶ(考え方)

防災セットは、見るほど迷いやすいジャンルです。

「中身が多い」「安い」「ランキング上位」などで選ぶと、家に届いたあとに「結局足りない」「使い方が分からない」が起きます。

在宅避難の防災セットは、まず土台(ベース)として考えると失敗が減ります。

結論:防災セット=土台+家の弱点を埋める

  • 土台:最低ラインを一気に揃える(迷いを減らす)
  • 追加:家の弱点(水・トイレ・電源・衛生)を補う
  • 「全部入り」を探すより、土台を決めて足す方が現実的

そもそも「土台」とは何?

ここでいう土台は、ざっくり言うと最初の24時間〜3日を回す最低ラインです。

土台があると、家族の不安が減り、買い足しも「不足の穴」だけになります。

土台で押さえる 理由 補足
明かり 夜の不安とケガを減らす 手元用が重要
電源 情報と連絡を守る スマホ優先
衛生 体調を落とさない 手・口・体
簡易ツール 「困った」を減らす 地味な物が効く

注意:防災セットだけで「水とトイレ」まで完全に済ませるのは難しいので、ここは別で厚くする前提で考えるとラクです。

土台で失敗しにくい「選び方の順番」

迷ったら、次の順番で確認すると判断が早くなります。

手順1:人数で決める(1人用か、家族用か)

  • 一人暮らし:まず「自分が動ける土台」
  • 家族:人数分を揃えるより、共有できる土台個人分に分ける

手順2:住環境で補正する(マンション/戸建て/賃貸)

  • マンション:エレベーター停止・水の運搬・保管が現実的か
  • 賃貸:置き場所と収納の制約を考える
  • 戸建て:寒さ・水回り・停電の長引きを想定

手順3:想定日数で選ぶ(3日→7日)

  • 土台はまず3日(最低ライン)
  • 7日は「追加」で厚くする(セットに頼りすぎない)

土台を選んだら「家の弱点」を埋める(最小の足し算)

土台が決まると、次は家の弱点を埋めるだけです。

在宅避難で弱点になりやすいのは、だいたい次の4つです。

在宅避難で弱点になりやすい4つ

  • 水:飲む水と生活用の配分が足りない
  • トイレ:回数・臭い・保管の設計が弱い
  • 電源:長引くとスマホが守れない
  • 衛生:手・口・体が回らず体調が落ちる

足し算の例(迷いを減らす組み合わせ)

「セット選び」でよくある後悔(先に避ける)

よくある後悔

  • 中身が多いだけ:必要な物が薄く、結局買い足しが多い
  • 使い方が分からない:説明がなく、道具が眠る
  • 家族に合わない:人数・季節・住環境に合わない
  • 置き場所に困る:管理できず、どこにあるか分からない

土台で選ぶと、この手の後悔はかなり減ります。

次に読む

土台の考え方が掴めたら、次は「在宅避難と避難所の判断基準」で、迷いを減らします。