持病がある人の防災|薬と医療情報の管理(在宅避難で困らない準備)

持病があると、災害時に一番困るのは「薬が切れる」「医療情報が出せない」「いつもの受診先に頼れない」こと。備えを増やすより、薬の置き場所と情報のまとめ方を決めておくと安心。家に留まる前提で、今日できる最小の準備を整理します。

持病:薬と医療情報の管理(困らないために先にまとめる)

持病があると、災害時に不安になりやすいのは自然です。

なぜなら「我慢すればなんとかなる」が通じない場面があるからです。

でも、備えを増やしすぎなくても大丈夫。

薬と医療情報の“出し方”を決めておくだけで、かなり安心できます。

先に言うと:持病がある人は、この3つを先に整えるとラク

  1. :どこにあるか/いつ飲むか
  2. 医療情報:見せれば伝わる形にする
  3. 連絡先:困った時に頼れる先を決める

まずは薬:いちばん困るのは「あるのに見つからない」

停電や片付けの最中に、薬を探すのは本当にしんどいです。

なので最初にやるのは、量を増やすことじゃなくて、

置き場所を1つにすることです。

薬の置き方(これだけでOK)

  • 普段飲む薬は、まとめて「この箱」に入れる
  • 箱は、いつも取れる場所へ(高い棚は避ける)
  • 夜でも分かるように、近くにライトがあると安心

「非常用に別セット」までやらなくても、

まずは探さなくていい状態が作れれば十分です。

飲み忘れが心配な人:仕組みでカバーする

災害時は、普段より生活リズムが崩れます。

飲み忘れが起きやすいので、「気合」ではなく仕組みに寄せます。

  • 飲むタイミングを紙に書いて、薬の箱に貼る
  • 家族がいるなら「声かけ」を頼む
  • スマホが使えるなら、アラームを使う

やることはシンプルでOKです。

医療情報:見せれば伝わる形にしておく

災害時は、いつもの病院や薬局にすぐ行けないことがあります。

そのとき助かるのが「説明しなくても伝わるメモ」です。

まとめておくと助かる情報

  • 病名(分かる範囲でOK)
  • 飲んでいる薬(名前が分かるもの)
  • アレルギー(薬・食べ物)
  • 緊急連絡先(家族・かかりつけ)

きれいに作らなくて大丈夫。

紙1枚に書いて、薬の箱に一緒に入れておくのが一番ラクです。

「お薬手帳」は強い:紙が残るだけで助かる

スマホが使えない、充電がない、回線が弱い。

こういう時に、紙が残っていると本当に助かります。

お薬手帳がある人は、薬の箱と一緒に置くのがおすすめです。

医療機器がある人:電源と予備を先に確認する

酸素や吸入、測定機器など、機器が必要な人は、

「何時間くらい持つか」を一度確認しておくと安心です。

ここは細かくやらなくてOKで、

止まったら困るかどうかだけ整理します。

確認すること(例)

  • 電源が必要か(電池で動くか)
  • 予備(電池・消耗品)があるか
  • 夜に使うなら、ライトが近くにあるか

体調が崩れやすい人:冷え・暑さ・水分を軽く意識する

災害時は体調が落ちやすいです。

特に、冷え・暑さ・水分不足は影響が出やすいので、

ここだけは「我慢しない」を前提にします。

  • 過ごす部屋を決める(移動を減らす)
  • 足元を冷やさない
  • 少しずつ水分を取る

連絡先:困った時に頼る先を“少なく”決める

連絡先を増やしすぎると、逆に迷います。

なので、頼る先は少なくてOKです。

決めておくと安心な連絡先

  • 家族(1人)
  • かかりつけの病院や薬局(分かる範囲で)
  • 近くで頼れる人(1人でも)

「もしもの時はここに連絡する」だけ決まっていれば、焦りが減ります。

外に出る必要が出たら:持ち出しは最小でいい

在宅避難が基本でも、状況によっては移動が必要になることがあります。

そのときに大事なのは「重たい荷物」より、

薬と情報です。

持ち出すならこの3つ

  • 薬(必要な分)
  • 医療情報のメモ(紙)
  • 連絡先(紙)

あれこれ詰めるより、この3つが揃っている方が安心です。

今日やること(これだけでOK)

  1. 薬を「この箱」にまとめて、置き場所を決める
  2. 紙1枚に医療情報を書いて、薬の箱に入れる
  3. 頼る先を1人決める(困ったら連絡)