家に置く備え(在宅避難の中身)|避難所に行かない前提で揃える最小セット

在宅避難で本当に必要な「家に置く備え」を、優先順位つきで最短整理。水・食・トイレ・電源・寒暖・衛生の最低ライン、量の目安、置き方、期限管理まで。買い足し迷子を終わらせる実用ガイド。

家に置く備え:在宅避難の中身(最小セットで困らない)

在宅避難の備えは、「豪華に揃える」ことではありません。

停電・断水・物流停止が重なると、家の中で困るのはだいたい決まっています。

つまり、備えは“困り方に直結する順”で最小セットを作るのが最短です。

この記事の結論(在宅避難の最小セット)

  • :飲む+最低限の生活用
  • :火が使えなくても食べられる主食
  • トイレ:携帯トイレ(これが最優先級)
  • 電源と光:ライト/電池/充電手段
  • 寒暖:体温を落とさない/熱を溜めない
  • 衛生:拭く・捨てる・臭いを止める

まず決める:在宅避難の備えは「3日」と「1週間」で分ける

備えが中途半端になる理由は、「どこまでやるか」が曖昧だからです。

在宅避難は、まずは3日を確実に。次に、余力ができたら1週間へ伸ばします。

考え方(迷わない基準)

  • 3日:今すぐ作る「最低限」。買い足しも少なく回せる
  • 1週間:余裕ができたら伸ばす「安心」。物流の回復待ちに強い

最優先:トイレ(在宅避難はここが崩れると詰む)

停電・断水でも家にいられるかどうかは、トイレで決まります。

水がないのに流そうとして詰まると、生活が一気に壊れます。

  • 携帯トイレ(凝固タイプ):まずは家族人数×日数ぶん
  • ゴミ袋(厚手):二重で使う前提
  • 消臭:消臭袋/消臭剤(あるとストレスが激減)
  • 手指衛生:アルコール/石けん/ウェット

最小でいいので、まず「3日ぶんのトイレ」を固めてください。ここが最初です。

水:量より「用途別」に考えると決めやすい

水は“全部を完璧に”しようとすると、挫折しやすいです。

用途を分けると、最低限が見えます。

  • 飲む水:まずは1人1日あたり(無理のない量から)
  • 生活用:手洗い・簡易清掃・トイレ周辺

最初のゴールは「飲める水が切れない」こと。生活用は後から伸ばせます。

食:火が使えなくても食べられる“主食”を固定する

在宅避難で食が崩れると、体力も判断力も落ちます。

ただし“凝った備蓄”は不要です。主食を固定すれば回ります。

  • 常温で食べられる主食:パックご飯/パン/麺(戻すだけ系)
  • タンパク質:缶詰/レトルト
  • 即エネルギー:飴/チョコ/栄養バー

最初は「3日分の主食」を決めて、同じ型で積み上げるのがラクです。

電源と光:家の中で“夜が怖い”を消す

停電は、夜に一気に難易度が上がります。

在宅避難は「暗い・不安・情報不足」が連鎖しやすいので、光と電源を先に押さえます。

  • ライト:手元用/部屋用(最低1つでも可)
  • 電池:ライトとセットで
  • 充電:モバイルバッテリー/車の電源(ある人)
  • 情報:ラジオ(余裕があれば)

寒暖:体温管理は「厚着」より“仕組み”で勝つ

冬は冷え、夏は熱が敵です。

在宅避難は移動が少ない分、体調を崩すと立て直しが遅れます。

  • 寒さ:アルミブランケット/毛布/湯たんぽ(あれば強い)
  • 暑さ:うちわ/冷却シート/水分と塩分(最低限)

「家の中で寝られるか」が基準です。寝られない備えは、生活が崩れます。

衛生:拭く・捨てる・臭いを止める

断水や停電で困るのは、清潔さの維持です。

完璧は不要ですが、“最低限の快適”があるとストレスが全然違います。

  • 拭く:ウェットティッシュ/体拭きシート
  • 捨てる:ゴミ袋(厚手)/簡易の密閉
  • 臭い:消臭袋/消臭剤
  • 洗う代替:ドライシャンプー(余裕があれば)

置き方:備えは「分散」させると使える

在宅避難で備えが機能しないのは、押し入れに一括で入れて“取り出せない”からです。

  • 玄関:ライト/靴/手袋(すぐ動く用)
  • 寝室:ライト/体温対策(夜に困る用)
  • トイレ周辺:携帯トイレ/袋/消臭(ここが主戦場)
  • キッチン:水/食(回す用)

期限管理:回す仕組みを先に作る

備えは「買う」より「維持」が難しいです。

最短は、普段使い→補充の循環に入れること。

  • 水・食:食べた分だけ補充(ローテーション)
  • 電源:月1回、充電のついでに確認
  • トイレ:買い足しのたびに在庫を増やす(減らさない)

今日やること(最短)

  1. トイレ(3日分)を先に固める
  2. 水と主食を“3日分”だけ揃える
  3. ライト・電源・衛生を「寝室/トイレ/玄関」に分散する