電源:最低限の現実ライン|在宅避難で「スマホと明かり」を守る

在宅避難の電源は、全部を動かす前提ではなく「何を守るか」を決めると失敗が減る。まずスマホ(連絡・情報)と明かりを優先し、節電ルール→充電の順番→予備手段の順に整える。3日・7日の考え方と最低限の構成をまとめる。

電源:最低限の現実ライン

在宅避難で電源が不安になるのは、「暗い」「連絡ができない」「情報が取れない」が一気に来るからです。

とはいえ、停電時に家電を全部動かす前提で考えると、備えが重くなりすぎます。

電源はまず、最低限の現実ラインを決めると迷いが減ります。

結論:電源は「守るもの」を先に決める

  • 最優先:スマホ(連絡・情報)
  • 次点:明かり(夜の安全)
  • 余裕があれば:ラジオ・小型ライト・簡単な暖冷
  • 家電を動かす備えは、必要になってから「追加」で考える

まず決める:電源が必要になる場面はこの3つ

停電時に「電源が欲しい」と感じる場面は、だいたい次の3つに集約されます。

場面 困りやすいこと 守るべきもの
連絡・情報 家族と連絡が取れない/状況が分からない スマホの電池
夜の安全 暗くて不安/移動や作業が危ない ライト(手元用)
生活の維持 少しでも快適にしたい(特に暑さ寒さ) 小型の機器(必要に応じて)

ポイント:最初から3つ目(快適さ)を厚くしようとすると、備えが大きくなりやすいです。まずは1〜2を固めます。

3日と7日で考え方が変わる(電源の設計)

3日分(最低限の現実ライン)

  • スマホを守れる(節電+充電)
  • 夜の明かりを確保できる(ライト+電池)
  • 家族で「使い方のルール」がある

7日分(長引く想定)

  • 節電ルールが前提になる(使う時間を決める)
  • 充電計画を作る(誰を優先するか)
  • 必要なら追加手段を検討する(長期停電の想定)

最低限の構成:これだけ揃うと不安が減る

在宅避難の電源は、道具を増やすより組み合わせを揃えるのが大事です。

カテゴリ 最低限 意図
充電の核 モバイルバッテリー スマホの生命線を守る
つなぐ物 ケーブル・変換(家族の端末に合うもの) 持っていても使えないを防ぐ
明かり ライト(手元用)+予備電池 夜の安全と不安を減らす
予備の情報 ラジオ等(必要なら) 情報源を分散する

最小の考え方:「バッテリーだけ買う」より、「ケーブルと明かりまで揃える」ほうが実用性が上がります。

節電が先:充電を増やす前に“使い方”を決める

停電が長引くほど、重要なのは「増やす」より「減らす」です。

家族で揉めないためにも、先にルール化すると効果が大きいです。

家庭内で決めておくと強いルール

  • 使う時間:情報確認は「朝・昼・夕」のように回数を固定
  • 優先順位:連絡用の端末を最優先(ゲーム等は後回し)
  • 充電の順番:誰から充電するかを決めておく

「どこまで備える?」の判断:追加手段を考える目安

最低限ができたら、必要な家庭だけ追加を検討します。

状況 追加を考える理由 まず見直すこと
停電が長引きやすい地域 充電だけでは不安が残る 節電ルールと優先順位
在宅勤務がある 連絡と作業の継続が必要 スマホ中心に割り切れるか
暑さ寒さが厳しい 体調面のリスクが上がる 体温対策(電源に頼りすぎない)

考え方:追加手段は「不安だから」ではなく、「困る理由が具体的」になったら検討すると失敗が減ります。

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電源の最低ラインが決まったら、次は家族で「連絡・集合・役割」を言葉にしておくと、災害時の迷いが減ります。