デマ対策の基本|災害時に焦って判断しないための確認ルール

災害時はデマ・誤情報・詐欺が増え、焦るほど引っかかります。SNSの情報を鵜呑みにしない確認手順、信頼できる情報源の持ち方、家族で揉めない判断ルール、拡散しないコツまで、最小で回る形に整理します。

デマ対策:焦って判断しない(情報に振り回されないルール)

災害時は、デマや誤情報が一気に増えます。

怖いのは、デマが“悪意だけ”で広がるわけではなく、善意と焦りで爆発的に拡散することです。

そして一番危ないのは、情報の正しさ以前に、焦って判断して行動を変えることです。

結論はシンプルで、デマ対策は情報の見分け方より判断ルールの固定が最強です。

この記事の結論(デマ対策の最小ルール)

  • その場で判断しない:急ぐほど間違う
  • 確認は3点だけ:発信元/日時/一次情報
  • 拡散しない:分からないものは止める
  • 家族ルール化:情報で揉めない仕組みを先に作る

なぜデマが増える?災害時は“条件”が揃う

災害時は、次の条件が同時に起きます。

  • 不安が大きい(安心材料を探す)
  • 公式情報が遅れる(空白を埋めたくなる)
  • 回線が不安定(断片だけが出回る)
  • 注目を集めたい投稿が増える(再生数・拡散狙い)

つまり、普段より間違った情報が勝ちやすい環境になります。

まず固定:判断は「止める→確認→決める」の順

デマ対策は、情報を“見抜く”より、行動を“止める”方が簡単です。

判断手順(固定)

  1. 止める:その場で決めない(焦りを止める)
  2. 確認:3点チェックだけする
  3. 決める:行動が必要な情報だけ採用する

確認は3点だけ:これ以上は増やさない

SNSで見た情報を確認する時、全部を調べようとすると疲れて判断が鈍ります。

確認は3点だけで十分です。

3点チェック

  • 発信元:誰が言っている?(個人の断定は弱い)
  • 日時:いつの情報?(古い情報の使い回しが多い)
  • 一次情報:公式・現地の案内に繋がる?(根拠があるか)

この3点が揃わないものは、「不確か」として扱い、行動の根拠にしない方が安全です。

拡散しない:分からない情報を回すほど危険が増える

災害時は、拡散そのものが被害になります。

  • 誤情報で人が動き、現場が混乱する
  • デマを信じた家族が揉める
  • 詐欺や誘導の入口になる

だから、確信がない情報は拡散しないが最強です。

拡散のルール(固定)

  • 発信元と日時が分からないものは送らない
  • 「緊急」「今すぐ」ほど一旦止める
  • 家族には“公式を待つ”で統一する

家族ルール:情報で揉めない仕組みにする

災害時の揉めごとは、物資より「情報」で起きやすいです。

だから、家庭内の情報運用を固定します。

家庭内の情報ルール(最小)

  • 見る情報源を絞る:公式・ラジオ・避難所の掲示を優先
  • 確認時刻を固定:ずっと追わない(電池も心も守る)
  • 行動は一度決めたら変えない:根拠が強い情報だけで更新する

特に注意:災害時は詐欺も混ざる

災害時は、寄付・支援・復旧を装った誘導が増えることがあります。

  • 不自然に急がせる(今すぐ、限定、残りわずか)
  • リンクを踏ませる(個人情報入力や決済へ誘導)
  • 公式っぽい名前を使うが根拠がない

災害時は、焦らせる情報ほど止めるが安全です。

どうしても判断が必要なとき:採用するのは“行動に直結する情報”だけ

災害時の情報は多すぎます。全部追うと疲れて判断が鈍ります。

採用するのは次のような、行動に直結するものだけで十分です。

採用する情報の例

  • 避難所の開設・移動指示
  • 給水・支援の場所と時間
  • 危険(余震、浸水、土砂)に関する注意
  • 停電・断水など生活に直結する案内

逆に、怒りや不安を煽るだけの情報は、生活を良くしません。

今日やること(最短)

  1. SNS情報は「発信元/日時/一次情報」の3点チェックで統一する
  2. 家族の情報ルールを決める(見る情報源+確認時刻)
  3. 確信がない情報は拡散しない、と決める