3日分の最低限チェックリスト|在宅避難で「生活が回る」最小構成

在宅避難の3日分は、全部そろえるより「生活が回る最低ライン」を作るのが先。水・トイレ・明かり・電源・食事・衛生・体温・情報の8要素に分け、家庭で不足を見つけやすいチェックリストと、優先順位の付け方をまとめる。

3日分の最低限チェックリスト

在宅避難の備えは、最初から完璧を目指すと疲れます。

まずは3日分の最低限を作ると、生活が回る感覚が掴めて、その後の7日分にも伸ばしやすくなります。

このページでは、3日分の備えを「家庭で不足を見つけやすい形」に整理します。

3日分の最低限=「生活が回る最低ライン」

  • 必要な物を全部集めるのではなく、困りやすい順に埋める
  • 3日分ができると、7日分は「追加」になる
  • 迷ったら、水 → トイレ → 明かり・電源から

チェックの前に:3日分で“外さない8要素”

要素 困り方 まず押さえるもの
飲めない/調理できない/衛生が落ちる 飲む水+生活用の最低ライン
トイレ 使えないと生活そのものがきつい 簡易トイレ+袋+保管の考え方
明かり 夜の安全と不安が増える ライト+電池(手元用が重要)
電源 情報と連絡が不安になる スマホの充電手段+節電ルール
食事 水や洗い物が増えると疲れる 簡単・少ない手間の非常食
衛生 体調が落ちやすい 手・口・体の最低限
体温 暑さ寒さで体調を崩しやすい 季節の最低ライン
情報 判断が遅れて不安が増える 情報源を分散(スマホ+ラジオ等)

この8要素が揃うと:「家に留まる」判断がしやすくなります。

3日分チェックリスト(家庭で不足を見つける)

チェックは「持っているか」だけでなく、使える場所にあるかまで確認すると精度が上がります。

1) 水(最優先)

  • 飲む水:3日分の見通しが立つ
  • 生活用:手洗い・最低限の拭き取りを回せる
  • 置き場所:家族が迷わず見つけられる

2) トイレ(生活の分かれ目)

  • 簡易トイレ:家族人数×日数で回数が足りる
  • 袋・密閉:臭いを広げない形になっている
  • 保管場所:邪魔にならず、取り出しやすい

3) 明かり(夜の安全)

  • ライト:手元用(ヘッドライト等)を用意できている
  • 電池:予備を含めて動作確認ができる
  • 置き場所:寝室・玄関など「暗いと困る場所」にある

4) 電源(連絡と情報)

  • モバイルバッテリー:スマホを守れる
  • ケーブル・変換:使える組み合わせが揃っている
  • 節電ルール:家族で「使う時間」を決められる

5) 食事(無理しない)

  • 火や水が少なくても食べられる物がある
  • 片付けが増えない形に寄せられる(使い捨ての工夫等)
  • 最低でも「3日回る」見通しが立つ

6) 衛生(体調を守る)

  • 手:拭き取り・消毒などの代替がある
  • 口:歯磨きの代替(少量の水で回せる)
  • 体:清拭で最低限を維持できる

7) 体温(季節)

  • 冬:冷えを積み上げないための対策がある
  • 夏:熱中症を避けるための対策がある
  • 子ども・高齢者:体温管理の優先が決まっている

8) 情報(判断の材料)

  • スマホ:節電しながら情報を取れる
  • 代替:ラジオ等の情報源がある
  • 家族:連絡・集合・役割の最低限が決まっている

3日分を作るコツ:買い足しは「不足の穴」だけ

この段階で大事なのは、立派な備蓄ではなく、生活が回る最低ラインです。

買い足しは、次の順番で考えると無駄が減ります。

買い足しの優先順位

  1. 水(飲む水が足りない)
  2. トイレ(回数が足りない/臭い対策が弱い)
  3. 明かり(夜の安全が不安)
  4. 電源(スマホが守れない)
  5. 衛生(体調を崩しそう)
  6. 食事(手間が多く疲れる)
  7. 体温(季節対策が弱い)

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3日分が形になったら、次は「7日分」に伸ばす考え方に進むと、備えが自然に厚くなります。