防災セットは1人用と家族用で考え方が違う|在宅避難の揃え方

1人用防災セットを人数分買うとムダや抜けが出やすい。家族用は「共有できる物」と「人数分必要な物」を分けるのがコツ。揃え方の違いと失敗しない分け方をまとめます。

1人用と家族用:考え方の違い

防災セットを揃えるときに一番迷いやすいのが、

「1人用を人数分買うべき?」それとも「家族用を1つ買って足すべき?」という問題です。

結論から言うと、在宅避難では“混ぜると失敗しやすい”です。

なので、最初に「共有できる物」「人数分必要な物」を分けて考えるのが一番ラクで、抜けも減ります。

この記事の結論(先に整理)

  • 共有:ライト(部屋用)、ラジオ、救急、工具、充電まわりの一部
  • 人数分:トイレ回数、水、食事、常備薬、衛生、体温調整
  • 最初は家族の土台+個人の追加の形が失敗しにくい

まず分ける:共有できる物/人数分必要な物

共有できる物(家の中で使い回せる)

在宅避難は「家にいる前提」なので、家の中で共有できるものが多いです。

  • 部屋を照らすライト(ランタン系)
  • ラジオ(情報源)
  • 救急セット(最低限の応急)
  • 工具・養生(ガムテープ、簡易補修など)
  • 充電の土台(ポータブル電源を置くなら家で共有)

このあたりは「人数分あると安心」というより、置き場所と使い方が決まっているかが大事です。

人数分必要な物(消費される/体に関わる)

逆に、人数分を甘く見て失敗しやすいのがこちらです。

  • 簡易トイレ(回数=人数で増える)
  • (飲む量は人数で増える)
  • 非常食(量だけでなく、好みやアレルギーも)
  • 常備薬(人によって違う)
  • 衛生(ウェット・清拭・生理用品など)
  • 体温調整(毛布・防寒・暑さ対策)

ここは「とりあえずセットで…」が一番ズレます。回数・日数・家族構成に合わせて考えた方が安心です。

結論:おすすめは「家族の土台+個人の追加」

一番ムダが少なく、抜けにくいのはこの形です。

揃え方の考え方

  • 家族の土台:家の中で共有するものを中心に「家の備え」を作る
  • 個人の追加:人数分必要なもの(トイレ・水・食・薬・衛生)を足す

「1人用を人数分」だと、

  • ライトやラジオがダブって置き場に困る
  • トイレ回数が足りないのに気づきにくい
  • ケーブルや電池がバラバラになって混乱する

こういうズレが出やすいです。

よくある失敗:家族用を買ったのに足りないところ

失敗1:簡易トイレの回数が足りない

家族用セットでも、簡易トイレは「数日持つほど」入っていないことが多いです。

在宅避難では、トイレが一番ストレスになりやすいので、ここは別ページで計算しておくと安心です。

失敗2:水が「置けない」問題で止まる

水は量だけでなく、どこに置くかが決まらないと増やせません。

置き方まで決めておくと、備えが続きます。

失敗3:充電や電池が合わずに詰まる

ライト・ラジオ・モバイルバッテリーの規格がバラバラだと、災害時に手が止まります。

「電池の種類」や「ケーブル・変換」のページで、地味な詰まりを先につぶしておくと安心です。

家族に“個別の事情”がある場合は、最初から分けておく

小さな子、持病、アレルギー、感覚が敏感など、家族に個別の事情がある場合は、

個人の追加(薬・衛生・食)を最初から分けておくのが安全です。

「誰の分か分からない」が起きると、必要なときに探し回ることになります。

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