7日分に伸ばす考え方|在宅避難の備えを「増やしすぎず」厚くする

3日分ができたら、7日分は“追加”で伸ばす。水・トイレ・電源・食事・衛生を優先し、収納と運用(ローリング)まで含めると現実的に回る。7日分に伸ばす手順、家族構成別の増やし方、増やさない工夫をまとめる。

7日分に伸ばすときの考え方

在宅避難の備えは、3日分ができると見通しが立ちます。

7日分は、3日分を「倍にする」より、生活が崩れやすいところを厚くするほうが現実的です。

このページでは、7日分へ伸ばすときの考え方を、増やしすぎない形で整理します。

結論:7日分は「追加」で作る

  • 3日分=最低ライン
  • 7日分=生活が続くライン(疲れ・衛生・体調まで含める)
  • 増やすのは、困りやすい順(水→トイレ→電源→食→衛生)

7日分で変わるポイント(3日分との違い)

項目 3日分 7日分
飲む水を中心に「足りる」 生活用も含めて「続く」
トイレ 最低限回せる 臭い・保管・出し方まで含めて回せる
電源 スマホを守れる 長引く想定で充電計画が必要
食事 とにかく食べられる 体調を落とさない(栄養・温かさ・手間)
衛生 最低限の拭き取り 皮膚トラブルや口内の不快感を減らす
体温 その日を乗り切る 疲れを積み上げない(睡眠の質が重要)

7日分は「体調が落ちない設計」がテーマです。

7日分に伸ばす手順(増やし方の順番)

買い足しやすい順ではなく、困りやすい順で伸ばすとムダが減ります。

手順1:水を「飲む+生活用」に分けて厚くする

  • 飲む水:家族人数と日数で見通しを作る
  • 生活用:手・口・体を回す最低ラインを追加する
  • 置き場所:家族が迷わない配置にする

手順2:トイレは「回数+臭い+保管」をセットで厚くする

  • 回数:人数×日数で不足がないか再計算
  • 臭い:密閉と置き場の工夫を強める
  • 保管:7日分は量が増えるので「置き方」を先に決める

手順3:電源は「節電ルール+充電計画」に寄せる

  • 節電:スマホの使う時間を決める
  • 充電:誰を優先するかを固定する
  • 長引く想定:必要なら追加手段(ポタ電等)を検討

手順4:食事は「手間」を減らして体調を守る

  • 水や洗い物が増えない形に寄せる
  • 温かいものが取れる工夫(季節で重要度が上がる)
  • 味より「続けられる手間」を重視

手順5:衛生は「トラブルを減らす」厚みを足す

  • 手:拭き取り・消毒の余裕
  • 口:口腔ケアの継続(不快感が減る)
  • 体:汗・皮膚トラブルへの対応を厚く

7日分で“増やしすぎない”コツ

7日分を作ろうとすると、物が増えすぎて管理が大変になりがちです。

ここは「収納」と「回し方」をセットで考えると、続けやすくなります。

増やしすぎない3つの工夫

  • 箱を分ける:水・トイレ・電源・衛生を小分けにして迷わない
  • 置き場所を固定:家族が探さなくていい配置にする
  • 回す仕組み:非常食・水・電池は“使いながら補充”へ寄せる

家族構成で変わる「伸ばす優先」

家庭 優先して厚くする 理由
一人暮らし 電源・情報 連絡と判断が不安になりやすい
子どもがいる トイレ・衛生・食事 体調とストレスが出やすい
高齢者同居 体温・衛生・薬 体調変化が大きくなりやすい
ペットあり 水・トイレ・衛生 人とは別系統で回す必要がある

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7日分を伸ばす前に、「備蓄の基本(増やす前に決めること)」を押さえると、無駄な買い足しが減ります。