断水が続くと、給水所(給水車)を利用する場面が現実になります。
ただし給水は「現地で水をもらう」だけで終わりません。
大変なのは、その後の持ち帰りと保管と配分です。
ここを先に整えておくと、給水のたびに疲れにくく、家の中も落ち着きます。
このページでは、在宅避難を前提に「行く前に決めること」を手順でまとめます。
このページの結論(先に決める3点)
給水で一番やられやすいのは、重さの見積もりです。
水は1L=約1kgなので、量が増えるほど体力と時間が消えます。
| 量 | 重さの目安 | 体感 |
|---|---|---|
| 5L | 約5kg | 片手でも持てるが距離があると疲れる |
| 10L | 約10kg | 階段や段差があると負担が出る |
| 20L | 約20kg | 持ち運びは現実的に“運搬手段”が必要 |
ポイント:「何Lもらえるか」より、自分が安全に運べる量を先に決めると失敗しにくいです。
給水は行くたびに条件が変わります。
だから毎回悩まないよう、最初に目的を固定します。
今日の目的(どれを満たす?)
この目的が決まると、持っていく容器と帰宅後の配分が迷いにくくなります。
容器は“容量が大きいほど良い”ではありません。
給水所では、注水のしやすさ・衛生・運搬のしやすさが効きます。
| 容器 | 向いている | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ポリタンク(10〜20L) | 量を確保したい | まとまった量を運べる | 重い。階段や遠距離は厳しい |
| 給水袋(折りたたみ) | 運搬手段がある | 使わない時にかさばらない | 立て置きしにくいものもある |
| ペットボトル(2L等) | 飲用中心 | 扱いやすく衛生管理がラク | 本数が増えると管理が面倒 |
| バケツ(生活用) | 生活側(トイレ等) | 用途が広い | フタがないとこぼれやすい |
選び方の基準:飲用はフタができる容器、生活用は扱いやすさ優先。混ぜないのが鉄則です。
給水がきつく感じるのは、だいたい帰り道です。
距離や段差があるなら、手で持つより「転がす」発想が強いです。
運搬の現実的な選択肢
コツ:一度に大量を狙うより、安全に運べる量を複数回のほうが結果的に安定します。
給水所では並ぶこともあります。
現地で慌てないよう、動きを固定します。
| 順番 | やること | 狙い |
|---|---|---|
| 1 | 容器の口を開けやすい状態にして待つ | 現地で手間を増やさない |
| 2 | 注水後すぐフタを閉める | 衛生とこぼれを防ぐ |
| 3 | 容器を固定して運搬へ(倒れないように) | 帰り道の事故を減らす |
| 4 | 帰宅したら置き場へ直行 | 家の中で迷いを増やさない |
ポイント:給水所は「受け取る場」なので、現地で判断を増やさないのがラクです。家での配分を先に決めておきます。
給水で持ち帰った水は、置き場が曖昧だと減り方が読めなくなります。
ここは迷いが出ないよう、用途で置き場を固定します。
おすすめの置き場分け
ここが重要:飲用と生活用を混ぜると、あとで不安が増えます。置き場で分けるだけで管理がラクになります。
給水は、行く人に負担が集中しやすい行動です。
一度ルールにすると、疲れ方が変わります。
役割分担(例)
集合住宅では、断水の影響が「家の中」だけで終わりません。
水圧、共用部、運搬の導線などで、やりやすさが大きく変わります。