高齢者の防災|服薬・体調を最優先にする在宅避難の準備

高齢者がいる家は、災害時に「薬」「体調」「冷え」「トイレ」が直撃しやすい。大事なのは備えを増やすことより、体調が崩れない順番を先に決めること。家に留まる前提で、服薬管理、動き方、困りやすい場面の対策をわかりやすくまとめます。

高齢者:服薬・体調の優先順位(まず倒れないようにする)

高齢者がいる家の在宅避難は、

「生活を回す」より先に「倒れない」を作るのが大事です。

災害時は寒暖差、トイレ、睡眠不足、食事の乱れで、体調が一気に崩れやすいです。

だからこのページは、難しいことは抜きで、

優先順位だけをはっきりさせます。

先に言うと:高齢者がいる家はこの順で考えるとラク

  1. :切れると一気に困る
  2. 体温:冷え・暑さで崩れる
  3. 水分:脱水は気づきにくい
  4. トイレ:我慢が続くと体調に響く

1) 薬:まずは「どこにあるか」が一番大事

薬は、量より「すぐ出せるか」です。

停電や片付けの最中に探すのは本当にきついので、

場所を固定します。

薬の置き方(これだけでOK)

  • 普段の薬は「この箱」にまとめる
  • 箱は「いつも取る場所」に置く(高い棚は避ける)
  • お薬手帳や処方内容が分かるものも一緒に

薬は「あるのに見つからない」が一番しんどいです。

2) 体温:冷えは積み重なる(我慢しない)

停電で暖房が止まると、家の中でも冷えます。

高齢者は冷えが積み重なると、体調を崩しやすいです。

だから「家全体」じゃなくて、過ごす場所だけ守ります。

体温を守るためにやること

  • 過ごす部屋を決める(移動を減らす)
  • 足元を温める(靴下やひざ掛け)
  • 寝る場所を先に整える(夜がきつい)

3) 水分:のどが渇く前に飲む(少しずつ)

災害時は、緊張で水分を取るのを忘れがちです。

高齢者は脱水に気づきにくいこともあります。

だから「一気に」ではなく、少しずつが安心です。

水分のコツ

  • 飲む場所を決める(ここで飲む)
  • コップや水を手の届く所に置く
  • トイレが不安でも、我慢しすぎない

4) トイレ:我慢が続くと体調に響く

断水で流せないと、トイレが急にストレスになります。

高齢者は我慢が続くと、体調にも響きやすいです。

迷ったら早めに「流せない前提」に切り替えてOKです。

トイレで決めておくこと

  • 流せない時は「このやり方」に切り替える
  • 使い始める分は、すぐ出せる場所に
  • 片付けに使う物も近くに寄せる

転びやすい:暗い時は「まず止まる」

停電で暗いと、家の中でも転びやすいです。

急いで動くほど危ないので、暗い時はまず止まってライトです。

  • 枕元にライト
  • トイレまでの道は床に物を置かない
  • 必要なら、夜は移動を減らす

家族側のコツ:全部やらせない

高齢者本人が「自分でやる」と言っても、災害時は無理が出ます。

だから「やらせない」ではなく、

負担が出ない形に寄せる方がうまくいきます。

今日やること(これだけでOK)

  1. 薬の場所を1つにまとめる(すぐ出せる所)
  2. 過ごす部屋を決める(ここだけ体温を守る)
  3. トイレの切り替えを早めにする、と決める